70年代のアイドルグループ一覧&メンバーまとめ

キャンディーズが登場して以降の1970年代は、多数の女性アイドルグループが誕生します。
1976年にデビューしたピンク・レディーなどは、もはや説明するまでもないでしょう。
そしてこの時代に誕生した女性アイドルグループは、大きく3つに大別することができるようです。

1つ目はキャンディーズの後を追って誕生した3人組アイドルで、特にキャンディーズが解散発表した後に多く登場しました。

2つ目がピンク・レディーの後を追って誕生した2人組アイドルで、ピンク・レディーの大成功に触発されたのか、ピンク・レディー活動時から続々と登場しています。

3つ目がザ・ピーナッツの引退、またはリンリンランランの成功を見て登場した双子のグループです。

これら以外に、4人以上の構成となるアイドルグループもいましたが、数はあまり多くないですし、そもそも全くと言っていいほど売れていません。
また1970年代の後半には、小学生で結成されたアイドルグループが何組か登場するのですが、年齢的にアイドルという括りに入るかどうか微妙なので、当ブログでは簡単な紹介にとどめます。

※2020年10月23日、主なメンバー紹介と『女性アイドルグループの元祖を探索する』の項目を追記。

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目次

ゴールデン・ハーフ(多人数)

メンバー:エバ(エバ・マリア・バスケス)、マリア(マリア・エリザベス)、ルナ(高村ルナ)、ユミ(小林ユミ)、エリー(石山エリー)
デビュー日:1970年8月5日(黄色いサクランボ)

【概要】
渡辺プロダクションが生んだハーフグループ。
実際にはハーフでないメンバーもいたとのこと。

ゴールデン・ハーフのプロフィール メンバー生年月日 エバ:1953年12月10日 マリア:1955年4月30日 ...

ザ・シュークリーム(多人数)

メンバー:ホーン・ユキエ、クーコ、イッコ、ノロ(甲山暁美)
デビュー日:1971年8月24日日(恋の五ヶ条)

【概要】
渡辺プロダクションのスクールメイツ出身者4人で結成されたアイドルグループで、現在まで続くようなアイドルグループの元祖的存在。
しかしグループとしてはあまり売れず、メンバーはソロ活動後に各々有名になった。

主なメンバー

ホーン・ユキエ

生年月日:1950年12月16日
ソロデビュー日:- ※

【人物】
グループ解散後『ホーン・ユキ』に改名しドラマやグラビアモデルとして活躍。
『ワンサくん』というアニメでは声優にも挑戦し、一部の楽曲で歌手としても参加している。

クーコ

生年月日:1952年9月10日(1991年3月27日没)
ソロデビュー日:1973年8月?日(愛のときめき)※『クーコとエンジェルス』名義

【人物】
色黒が特徴のアイドル。
グループ解散後は女優や歌手として活動し、1976年にお笑い系フォークシンガー『あのねのね』の清水国明と結婚し『清水クーコ』と改名。
1982年に金屏風を背にして2人揃って離婚会見を行い、当時(今もか?)としては珍しい明るい離婚として話題になった。
その後は主にリポーターなどとして活動していたが、1991年に38歳の若さでなくなる。

イッコ

生年月日:1952年11月30日
ソロデビュー日:1977年10月(嘘でもいいから)

【人物】
グループ解散後しばらく『南麻衣子』名義で活動し、1977年に『北原由貴』に改名した上で演歌歌手として再デビュー。
現在は『北原由貴』名義。
イッコという名前は本名の『いく子』から。

キャンディーズ(3人組)

メンバー:ラン(伊藤蘭)、スー(田中好子)、ミキ(藤村美樹)
デビュー日:1973年9月1日(あなたに夢中)

【概要】
初めて成功を収めた一般的な女性アイドルグループ。

キャンディーズのプロフィール メンバー生年月日 伊藤蘭(ラン):1955年1月13日 田中好子(スー):1956年...

リンリン・ランラン(双子)

メンバー:リンリン、ランラン
デビュー日:1974年4月15日(恋のインディアン人形)

【概要】
香港から来た双子デュオ。

リンリン・ランランのプロフィール メンバー生年月日 リンリン:1959年1月3日 ランラン:1959年1月3日 ...

ピーマン(3人組)

メンバー:叶正子、鈴木ひろみ、影山美紀
デビュー日:1974年4月日(恋のライバル3対1)

【概要】
ヤマハ所属の研究生で結成されたコーラス主体の3人組。
後に『ピンク・レディー』となる2人は後輩に当たり、2人が『スター誕生!』で歌った『部屋を出て下さい』は『ピーマン』の楽曲。

主なメンバー

叶正子

生年月日:1952年6月23日
ソロデビュー日:2004年04月21日(Inside Journey)※『Masako』名義のアルバム

【人物】
後に男女混成のコーラスグループ『サーカス』の一員となり、『Mr.サマータイム』がヒット。
現在も歌手活動を続けている。

ポピーズ(多人数)

メンバー:ジュン(山田順子)、ミッキー(片田雪子)、モンロー(杉山智子)、イブ(坂本明美)、ラーク(松本祥子)
デビュー日:1974年4月?日(恋のチャンス)

【概要】
ポピーズは、日劇のダンシングチームから選抜された6人で構成され、時代を追うごとにメンバーの数が減っている。
何かと話題を呼んだルパン三世の実写版『ルパン三世 念力珍作戦』にも出演している他、1972年のNHK紅白歌合戦で欧陽菲菲のバックダンサーとしても参加しているので、少なくともその時点で既にポピーズは存在していたらしい。(紅白の時点では8人いた)
『レ・ガールズ』などの流れをくむ、ダンス主体のアイドルグループと言える。

後継グループ

Z(多人数)

メンバー:ジュン(山田順子)、イブ(坂本明美)、ラーク(松本祥子)、クッパ(三輪裕美子)、みはと(刀根みはと)
デビュー日:1975年9月25日(恋はイライラ)

【概要】
『ポピーズ』のメンバー3人に新メンバー2人を加える形で再編成し、グループ名を変えて出直し。
メンバーの『クッパ』こと三輪裕美子は、『マーサ☆リノイエ』として三味線を使った歌手として現在も活動中。

サクセス(多人数)

メンバー:イブ(坂本明美)、ジミー(刀根みはと)、ライザ(山野満千子)、ミッキー(三輪裕美子)
デビュー日:1978年?月?日(サクセス・ストーリー)

【概要】
『山口百恵』の18thシングル『イミテーション・ゴールド』のバックダンサーをしていたグループで、デビュー曲は『山口百恵』楽曲のメドレーだった。
『Z』のメンバーが3人残っている実質的な後継グループ。

スリーナッツ(3人組)

メンバー:原マリ子、畑山佳代、石川裕子
デビュー日:1974年 7月?日(髭をそらないで)

【概要】
NHKが初めて作った若者向け歌番組『ステージ101』で結成された『ヤング101』出身の3人組。
『ステージ101』に出演していたときは『アップルズ』と名乗っていた。(下記のアップルズとは無関係)
『ドクタームー&ワーワー』名義でも1曲シングルを出している。

アップルズ(3人組)

メンバー:レオナ(新里玲乙奈)、クララ(新里久良良)、リリカ(新里利里佳)
デビュー日:1976年 5月?日(ブルーエンジェル)

【概要】
沖縄出身の3姉妹で、渡辺プロダクションに所属したコーラスグループ。
アミューズに移籍後の1978年に『EVA』と名を変え、1990年にはNHK紅白歌合戦にも出場している。

ドレミファン(多人数)

メンバー:キャスパー(丸尾美津子)、ハニー(稲見美智子)、ララ(石井薫子)、レオ(柴田真知子)
デビュー日:1976年6月1日(わたし半人前)

【概要】
詳細不明・・・orz

ザ・リリーズ(双子)

メンバー:燕奈緒美、燕真由美
デビュー日:1976年6月5日

【概要】
ヒット曲もあった双子アイドル。

ザ・リリーズのプロフィール メンバー生年月日 燕奈緒美:1960年12月7日 燕真由美:1960年12月7日 ...

ゴールデン・ハーフ・スペシャル(多人数)

メンバー:エミリー、ナンシー(ナンシー・メイアール)、トミー(トミー砂川)、リンダ
デビュー日:1976年7月25日(ゴールデン・ハーフ・スペシャルのキューティ・パイ)

【概要】
ゴールデン・ハーフ・スペシャルは、ゴールデン・ハーフが解散した後に新たなメンバーで結成された2代目ゴールデン・ハーフ。
1978年(3rdシングルと4thシングルの間)にリンダが脱退。

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ピンク・レディー(2人組)

メンバー:ミー(根本美鶴代)、ケイ(増田恵子)
デビュー日:1976年8月25日(ペッパー警部)

【概要】
1970年代にもっともブレイクしたアイドルグループ。

ピンク・レディープロフィール 生年月日 ミー:1958年3月9日 ケイ:1957年9月2日 芸能界入り スター誕生! ...

フラワーキッス(多人数)

メンバー:スージー(平田範子)、ヒロミ(森川弘子)、エリ(古屋エリ)、トミー(栄ひとみ)、キャサリン(今泉勝美)
デビュー日:1976年?月?日(ロンリー・ソルジャー・ボーイ)

【概要】
フラワーキッスは、多岐川裕美主演の映画『新・女囚さそり 701号』に女囚役として出演した他、同日公開の川谷拓三主演映画『河内のオッサンの唄』ではステージ歌手役として、デビューシングルのB面の曲『浮気なスー』を披露している。

アパッチ(3人組)

メンバー:アコ(阿部美和子)、ミッチー(太田美知子)、ヤッチン(矢沢泰代)
デビュー日:1977年4月1日(恋のブロックサイン)

【概要】
アパッチは日本テレビ音楽学院の生徒で結成されたアイドルグループで、デビュー曲の『恋のブロックサイン』が木之内みどり主演の映画『野球狂の詩』の挿入歌になっている。

ラブ・ウィンクス(3人組)

初期メンバー:バーバラ(塩原智美)、ユミ(森川祐見子)、ミキ(吉岡美欣)
追加メンバー:カコ(平田和子)、秋元英子
デビュー日:1977年5月2日(アダムとイヴ)

【概要】
キャンディーズと同時期に活動した3人組としてはそれなりにレベルは高かったが、メンバーの入れ替わりが激しすぎたのかファンが付かなかった模様。
2ndシングルで早くも吉岡美欣から平田和子にメンバー交代。
3rdシングルでも森川祐見子から秋元英子へメンバーの入れ替わりがされている。

キャッツ★アイ(2人組)

メンバー:ノン(大谷親江)、ナナ(山中奈奈)
デビュー日:1977年5月25日(アバンチュール)

【概要】
ピンク・レディーの人気にあやかって誕生した2人組アイドル。
ノンの失踪により短期間で自然消滅したが、それでもピンク・レディーを模したアイドルグループとしてはもっとも有名な部類に入る。

リトル・ピンク(双子/小学生)

メンバー:内藤佳緒利、内藤佐緒利
デビュー日:1977年6月25日(ピンクのいちご)

【概要】
子供に高い人気のあったピンク・レディーの影響か、小学生の2人で結成されたピンク・レディーの模倣アイドル。
日本テレビの『おはよう!こどもショー』という番組で主に活動していた。(坂上忍も出演していた番組)

ギャル(3人組)

初期メンバー:マミ(黒木真由美)、ヒー(目黒ひとみ)、ミチヨ(石江理世)
追加メンバー:アキ(中世古明代)
デビュー日:1977年10月21日(薔薇とピストル)

【概要】
アイドルの王道である『スター誕生!』出身の実力派3人組。
途中でミチヨが抜けてアキが加入する。

主なメンバー

マミ(黒木真由美)

生年月日:1959年12月28日
ソロデビュー日:1975年3月25日(好奇心)

【人物】
インディアンスタイルの色黒少女としてデビューし、それなりに話題となるもヒット曲に恵まれず『ギャル』に参加。
プロ野球選手(1軍の試合経験なし)の林泰宏と結婚したが後に離婚。(夫は2019年に金融商品取引法違反で逮捕)
娘の『黒木マリナ』も芸能界デビューし、ミュージカル『セーラームーン』の主役『月野うさぎ』(4代目)を演じている。
娘の芸能活動期(現在は引退した模様)に一時的に芸能界復帰していた。

ヒー(目黒ひとみ)

生年月日:1960年9月19日
ソロデビュー日:1975年12月20日(わたしのシュガー・ボーイ)

【人物】
ギャル解散後に芸能界を引退していたが、近年になり芸能活動を再開。
娘の『山本栞里』もアイドル及び歌手活動を行っている。

アキ(中世古明代)

生年月日:1963年3月9日
ソロデビュー日:-

【人物】
途中加入メンバーで『スター誕生!』出身者ではない。
1980年に『ベティ&ペティ(後にキャンティに改名)』というグループで再デビュー。

あいあい(双子)

メンバー:池田早苗、池田由美
デビュー日:1978年4月1日(水芭蕉の旅)

【概要】
1977年に開催された『第2回ホリプロスカウトキャラバン』で審査員特別賞を受賞した2人(双子)で結成されたアイドルグループ。

トライアングル(3人組)

初期メンバー:ミッチ(森光子)、マミ(上野真由美)、クーコ(大塚邦子)
追加メンバー:アキ(加藤明恵)
デビュー日:1978年4月21日(トライアングル・ラブレター)

【概要】
キャンディーズの正統後継者で、元々は『キャンディーズJr.』と名乗っていた。

トライアングルのプロフィール メンバー生年月日 ミッチ:1960年3月6日 マミ:1960年4月9日 クーコ:1...

ラブリーズ(2人組)

メンバー:ヨッコ(伊原好恵)、メグ(青木房恵)
デビュー日:1978年6月21日(紅すずらんの伝説)

【概要】
平尾昌晃歌謡学院出身で、NHK教育テレビの小学生低学年向けの音楽番組『うたって・ゴー』に出演していた2人組。

スリーヤンキース(3人組)

メンバー:橋本美砂子(ミチャ)、川崎志津子(アンパン)、松尾貴子(ブヒ)
デビュー日:1978年7月25日(ザ・ベースボール)

【概要】
『ニューヤンキース』というテレビ番組と連動したアイドルで、女子プロレスから登場した『ビューティーペア』にあやかり、女子プロ野球からアイドルを誕生させようとしたが失敗に終わる。
ジャニーズ事務所に所属していた。

キューピット(双子)

メンバー:泉山恵美子(エミ)、泉山由美子(ユミ)
デビュー日:1978年9月25日(愛のデュエット)

【概要】
双子ではあったがピンク・レディーの影響を受けたアイドルグループ。
上記した同じ事務所の『キャッツ★アイ』のメンバーが失踪して解散したため、急遽デビューさせられたと言われている。

グッピーズ(小学生)

メンバー:ヨーコ、タミー、ユリ
デビュー日:1978年(サタディナイト・パーティー)

【概要】
下記の『タミー』こと『野咲たみこ』が在籍したということ以外、詳細不明。

主なメンバー

生年月日:1966年7月30日
ソロデビュー日:1985年6月5日(うさぎ)

【人物】
コント55号の番組『ザ・コント55号!!』に出演し、番組名が自身の愛称である『たみちゃん』に変更されるほどの人気を得る。
その後『野咲たみこ』と改名した上で歌手デビュー。
1986年には『夜のヒットスタジオ』のバックダンサーグループ『Dee-Dee』に参加して多少話題となる。

ザ・チェリーズ(3人組)

メンバー:鈴木由美(ユミ)、古俣かおる(カコ)、渡辺美佐子(ミサ)
デビュー日:1979年4月1日(翔べ翔べ)

【概要】
NHK総合テレビの音楽番組『花のステージ』でマスコットガールを務めていた3人で結成されたアイドルグループ。

ミルク(小学生)

メンバー:ミミ(小畑和美)、ルミ(荻野目洋子)、クミ(大森絹子)
デビュー日:1979年4月1日(ザ・あれからいちねん)

【概要】
80年代アイドルの『荻野目洋子』が所属していたことで知られるアイドルグループ。
デビュー曲はキャンディーズのメドレー曲だった。

主なメンバー

生年月日:1968年12月10日
ソロデビュー日:1984年4月3日(未来航海)

【人物】
ミルクの『ル』担当。
説明不明の『荻野目洋子』で、本人曰く『ミルク』の活動は夏休みのときだけだったとのこと。

フィーバー(3人組)

メンバー:岡広いづみ、渡井なおみ、北川まゆみ
デビュー日:1979年4月20日(悪魔にくちづけ)

【概要】
キャンディーズがレギュラー出演していたテレビ朝日のコント番組『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』で、キャンディーズの後継グループとして募集されたアイドルグループ。

BIBI(2人組)

メンバー:小西直子、早坂あきよ
デビュー日:1979年4月25日(スイカ・ピクニック)

【概要】
資生堂のブランドである『バスボン』の2代目イメージガール『バスボンガール』に就任していたグループ。

主なメンバー

早坂あきよ

生年月日:1962年2月17日
ソロデビュー日:-

【人物】
グループ解散後は女優やレポーターとして活動。

ロコとエッコ(双子)

メンバー:ロコ(湯本浩子)、エッコ(湯本悦子)
デビュー日:1979年4月?日(かなしみ発 しあわせ行)

【概要】
フジテレビで放送されていた『オールスター90分』内でのユニット『アンクルリッキーとファミリー』から、双子の2人だけ抜け出して再デビュー。

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キャンディーズとピンク・レディー以外は総じて苦戦した70年代のアイドルグループ

以上で紹介したアイドルを見ていただければわかる通り、キャンディーズの登場以降はアイドルグループという文化が花開いていきましたが、キャンディーズやピンク・レディー、またはザ・ピーナッツの存在があまりに大きかったのか、どのグループ(キャンディーズとピンク・レディーは除く)も大きく売れることなく短期間で消滅していきました。
明らかな二番煎じでレベルの低かったグループも多かったですが、そもそもの話として、キャンディーズとピンク・レディーの完成度がとても高く、そう簡単には太刀打ちできなかったのだと思われます。
少なくとも当時の人間にとっては、3人組のアイドルグループとしてはキャンディーズが元祖にして頂点、2人組アイドル(双子を除く)としてはピンク・レディーが元祖にして頂点ということ認識だったのでしょう。

現在ではアイドル=アイドルグループと言っても過言ではないような状況となっていますが、いずれにせよその原型を作ったのはキャンディーズやピンク・レディーを中心とした上記の70年代アイドルグループだったわけです。

女性アイドルグループの元祖を探索する

最後に、1970年代以前も含めてアイドルグループの元祖を考えると共に、アイドルグループの創生の歴史についても考えていきたいと思います。

1970年代のアイドル文化が生まれる前にも『ザ・ピーナッツ』のような人気歌手グループはいましたが、彼女たちは双子デュオなため、現在に通じるようなアイドルグループとは異なる存在です。
姉妹などといった括りのない一般的なアイドルグループとしては、1959年8月23日公開の映画『体当たりすれすれ娘』の主題歌『黄色いさくらんぼ』を歌った『スリー・キャッツ』まで遡れるかもしれません。
しかし『スリー・キャッツ』はアイドルというよりコーラスグループのように感じますし、そもそも芸能界の状況も今と全然違ったことでしょう。(古すぎて当時の正確な情報すら分かりません)

ザ・ピーナッツ

メンバー:伊藤エミ、伊藤ユミ
デビュー日:1959年2月11日(可愛い花)

【概要】
現在のJ-POPに繋がる『和製ポップス』の元祖であり、日本歌謡界における最重要人物に数えられる。
当時は『ポップス=洋楽』というイメージで、『ザ・ピーナッツ』を含め多くの歌手がカバー曲を歌っていたが、いち早く(1961年以降)純粋な日本産のポップスを歌い日本歌謡界に大きな変革を起こした。
『ハナ肇とクレージーキャッツ』らと共に、渡辺プロダクションの創世記を支えたグループ。

スリー・キャッツ

初期メンバー:小沢桂子、梅田和代、上原由里江
追加メンバー:佐伯みち子、堀田直江
デビュー日:1959年8月(黄色いさくらんぼ)

【概要】
映画『体当たりすれすれ娘』でアテレコと主題歌を担当したコーラスグループ。
『スリー・キャッツ』というグループ名は映画内にも登場している。

アイドル文化が生まれる1970年以前で、明確にアイドル的な人気を得たグループと言えば『レ・ガールズ』です。
『レ・ガールズ』は金井克子、奈美悦子、由美かおるなどの後の芸能界で大活躍するメンバーが在籍し、1967年度のゴールデン・アロー賞グラフ賞も獲得しています。
しかし『レ・ガールズ』は、テレビ番組(レ・ガールズ)の企画とした誕生した上、西野バレエ団の出身者で結成されたという特殊なグループなため、現在の感覚で言うアイドルグループとは若干の違いがあります。
主要メンバーである金井克子はグループ結成前にNHK紅白歌合戦にも出場していることからも分かる通り、『レ・ガールズ』はゼロから築き上げるアイドルグループとして結成されたわけでもありません。

レ・ガールズ

メンバー:金井克子、原田糸子、由美かおる、奈美悦子、江美早苗
デビュー日:1967年12月(ミニ・ミニ・ガール)※金井克子のシングルのB面として

【概要】
日本テレビの歌謡番組『レ・ガールズ』(放送期間:1967年8月4日~1968年7月12日)で、ミニスカートを履き歌やダンスを披露していたグループ。
NHK紅白歌合戦でパフォーマンスを見せることもあった。

それ以外では、ニッポン放送のラジオ番組『ザ・パンチ・パンチ・パンチ』のパーソナリティとして集められた『パンチガール』が、イベントなどを行ってアイドル的な扱いを受けていたそうですが、主要な活動媒体がラジオということもあり詳しいことは分かりません。

パンチガール

初代メンバー:モコ(高橋基子)、ビーバー(川口まさみ)、オリーブ(シリア・ポール)
2代目メンバー:ミドリ(海老名美どり)、クミ(井上久美)、アコ(志摩明子)
デビュー日:1969年2月1日(わすれたいのに)※『モコ・ビーバー・オリーブ』名義

【概要】
アイドルとも関係の深い雑誌『平凡パンチ』の出版社である平凡社がスポンサーのラジオ番組『ザ・パンチ・パンチ・パンチ』(放送期間:1967年1月1日から1982年12月30日)の女性パーソナリティ。
女性のみのパーソナリティでないときも含め最終的に8代目まで続き、7代目パーソナリティには『松田聖子』も選ばれている。

男性のアイドルグループに目を向けると、1962年1月にレコードデビューする『スリーファンキーズ』、1964年12月にレコードデビューする『ジャニーズ』、1968年9月にレコードデビューする『フォーリーブス』などがおり、1960年代からアイドルグループ誕生の芽は出ていたようです。

1970年に入ってからは、NHKの音楽番組『ステージ101』から『ヤング101』という大人数の若者歌唱グループが誕生し大きな人気を得ますが、放送時期(1970年1月10日から1974年3月31日)を考えるとまだアイドル歌謡の黎明期であり、実際に卒業者もあまりアイドルへの道には進みませんでした。

ヤング101

メンバー:多人数
デビュー日:1972年4月25日(赤い屋根の家)

【概要】
NHK初の若者向け音楽番組『ステージ101』に出演していた男女問わない若者たち。
初代『うたのおにいさん』の『田中星児』、アニメ『キン肉マン』のオープニングテーマを歌った『串田アキラ』、アニメ『シンプソンズ』でマージ・シンプソンの声を担当する『一城みゆ希』などが在籍。
女性アイドルとしては、後期メンバーとしてスクールメイツ時代の『太田裕美』が在籍していた。

出身グループ

※アイドル要素の高かった『アップルズ/スリーナッツ』は上記で解説済み。

ザ・チャープス

メンバー:竹内まり子、竹内ゆり子、竹内えり子
デビュー日:1973年7月10日(恋人になりたい)

【概要】
『ステージ101』に最初から最後まで出演していた三姉妹。
アニメソングやCMソングにコーラスとして多数参加しており、1980年以前に生まれている人なら無意識的に彼女たちの声を聴いているはず。

ザ・バーズ

メンバー:豊田順子、 豊田礼子
デビュー日:1968年1月(ごめんなさいね)

【概要】
番組参加前から歌手活動をしていた双子デュオ。
TBSで放送されたテレビドラマ『アテンションプリーズ』(放送期間:1970年8月23日~1971年3月28日)の主題歌を歌ったことで有名。

アイドル文化が花開く1970年代に、初めてアイドルグループとして人気を得たのは渡辺プロダクション所属の『ゴールデン・ハーフ』ですが、彼女たちはハーフという括りで結成されているため(実際はハーフでないメンバーもいたようだが)、まだ純粋なアイドルグループとの相違を感じます。
このような括りのないアイドルグループの元祖としては、渡辺プロダクションのスクールメイツで結成された『ザ・シュークリーム』です。
しかし『ザ・シュークリーム』の存在を知っている人は、このブログを読んでいる人ですら少数派でしょう。(早い話が全然売れなかった)
商業的に初めて成功した女性アイドルグループは、やはり『キャンディーズ』になるかと思います。
キャンディーズも『ザ・シュークリーム』と同様に渡辺プロダクションのスクールメイツから結成されたグループで、デビュー当初はなかなか売れなかったのですが、5thシングルの『年下の男の子』以降一気にブレイクしていきます。

その後、アイドルグループという存在が一般化していく状況は、もはや説明不要です。
結局のところ女性アイドルグループは、当時全盛を誇った渡辺プロダクションがノウハウを貯めていき成功させたところが多いようで、“元祖女性アイドルグループは誰か?”という問いに対する答えとしては、『ゴールデン・ハーフ』、『ザ・シュークリーム』、『キャンディーズ』のいずれもが正解になると私は考えます。

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コメント

  1. あっしゅ より:

    リトル・ピンクのデビューは1977年6月25日です。
    雑誌『映画少年』(白夜書房)1978年12月1日号に記載あり。