アイドルの定義とは?アイドルと女優・歌手との境目について

皆さん、アイドルの定義について考えたことはありますか?

アイドルなんて深く考えなくても見れば判断がつくと思う人もいるかもしれませんが、ではアイドルと女優や歌手の違いは何でしょうか?
例えば、浅野ゆう子はアイドル(元アイドル)として扱われるのに、浅野温子はアイドル(元アイドル)として扱われないのは何故でしょう。
浅野温子以外にも、同じ1970年代に芸能界デビューした風吹ジュン※、竹下景子、秋吉久美子、大竹しのぶ、夏目雅子、名取裕子、原田美枝子、古手川祐子、紺野美沙子、手塚理美らは、若くて容姿端麗でありアイドルとして扱ってもいいと感じるかもしれませんが、アイドル扱いされることは基本的にありません。
※風吹ジュンはデビュー当時アイドル的な扱いを受けていた側面もあったが、年齢詐称が発覚しアイドル扱いされなくなった。

実は、アイドルの基本的な定義は

・若い
・可愛い
・歌手業を主体とするタレント※
※少なくとも歌手として顕著な活動があるタレント

ということが、天地真理の成功以降の基本的な3条件となっているのです。
上記した人たちは、歌手業ではなく役者業が本業なので、アイドル扱いされずに女優として扱われるわけです。

1980年代でも、高橋ひとみ、賀来千香子、南果歩、野村真美、鈴木保奈美、松下由樹、横山めぐみ、清水美砂などは歌手デビューしていないのでアイドル扱いされることはありません。
彼女たちの場合は歌手デビューをしていないので分かりやすいですが、判断が難しいのは歌手デビューはしているが本業は女優という人たちです。
例えば、薬師丸ひろ子や原田知世は女優業がメインであり、上記した3条件で考えればアイドル扱いはされない可能性もあります。
しかし、実際はほとんどのケースでアイドル扱いされています。
1980年代はアイドルが大ブームで、若くて可愛い女性芸能人のほとんどはアイドル的な売り出し方をされており、1970年代とは少し状況が違うのです。
特に薬師丸ひろ子と原田知世の2人はアイドル的な楽曲のヒット曲があるので、1980年代を代表するアイドルとして扱われています。

ただ、微妙なラインはどうしても出てきてしまいます。
例えば

石原真理子
広田玲央名(現:広田レオナ)
戸川京子
中村あずさ

などは、若い頃に歌手デビューしているものの、その活動は限定的であるため当サイトではアイドル扱いしていません。
こういった微妙なラインの判断については、書き手の裁量に任せてもらうしかないでしょう。

アイドルの判断に関する問題は、本格的な歌手でも現れます。
演歌歌手なら分かりやすく除外できるのですが、1970年代にデビューした中島みゆきや久保田早紀などの若くて可愛い本格的な歌手の存在も考えなくてはなりません。
中島みゆきや久保田早紀をアイドルと考える人がほぼいないことは当然として、アイドルブームであった1980年代でも麻倉未稀、渡辺美里、小比類巻かほる、石井明美、中村あゆみ、森川由加里、浜田麻里、永井真理子、谷村有美などの歌手たちは、若く容姿が良くてもアイドル扱いされるケースはほとんどないようです。
歌手側もアイドルであるかの微妙なラインは出てくるので、最終的には書き手の判断に任せてもらうしかありません。

以上がアイドルと女優・歌手の違いに対する説明なのですが、上記してきた条件に当てはまらない時代もあり複雑さを増しています。
上記の条件に当てはまらない時代の1つは1970年代初頭で、この時期はアイドルの定義そのものがハッキリしていなかったので、女優業をメインとしている人でもアイドル扱いされるケースがあります。
そもそも天地真理の成功以前は、岡崎友紀や吉沢京子といった女優業をメインとしていた人がアイドルの元祖的存在として扱われていたため、アイドルの定義において歌手であることはあまり重要視されていませんでした。

また、1990年代中盤以降は、天地真理から始まる歌手型のアイドルの定義が崩れ去ってしまい、広末涼子や深田恭子に代表されるアイドル型の女優が次々と誕生します。
加藤あいなどは1990年代後半を代表するアイドルの1人ですが、歌手デビューをしてすらおらず、上記したアイドルの3条件で考えればアイドルでないと判断しなければなりません。
しかし、どう考えても彼女はアイドルとして取り上げなければならない人物の1人です。
※1990年代のアイドルの定義は非常に複雑になるので、別途記事を書きます。

アイドルの定義が崩壊した1990年代・・・アイドルに入れるかどうか悩んだ人たち
以前、アイドルと女優や歌手との境目について記事を書きましたが、1990年代中盤になると『アイドル=アイドル歌手』という定義が崩れ去り、アイド...

更に、女優や歌手とは関係がない例外パターンも僅かに存在します。
例えば、宮崎美子、高見恭子、松本小雪などは、女優としても活動し歌手デビューもしていますが、基本的にはタレント業を中心として活動していました。
アグネス・ラムもグラビア業が主体で、歌手や女優といったイメージはありません。
こういった人たちもアイドルであるのか判断に困る人たちで、当ブログではアグネス・ラムはアイドル扱いしますが、宮崎美子、高見恭子、松本小雪はアイドル扱いしないことにしています。
アグネス・ラムだけアイドル扱いしている理由は、歌手型のアイドルが全盛だった1980年代は顕著な歌手活動がない限りアイドル扱いされないためで、アグネス・ラムは1970年代に活動したためアイドル扱いしているのです。

その他の芸能人では、今井美樹は、そもそも本格的な女優なのか本格的な歌手なのか判断が付きません。(いずれにせよ今井美樹がアイドルでないことは確実)
藤谷美和子や山咲千里に関しては、歌手デビューしたのが30代になってからなので、当サイトでは本格的な女優と考えアイドル扱いはしないと判断しています。
高樹澪や藤田朋子は、80年代アイドルとしては扱うにはデビューが遅すぎますし、田中美佐子は歌手デビューが23歳で、またレコードも1枚しか出していないので本格的な女優として扱うのが無難でしょう。
羽野晶紀は1990年代のバラエティアイドルという側面もありますが、実際は1968年生まれで1980年代から劇団員として活動しており、90年代アイドルに入れるには違和感があるため当サイトではアイドルとして扱っていません。
杉田かおるはアイドルか女優か判断が非常に難しいですが、何となくアイドルっぽくないので当サイトでは扱わないことにしています。Σ(゚Д゚)

以上、アイドルと女優・歌手の境目については個人の裁量によるところが大きく、それ自体がアイドルを見る目の高さに繋がることになるのです。

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