70年代アイドル最高の歌唱力?『岩崎宏美』

岩崎宏美プロフィール

70年代アイドルの岩崎宏美

生年月日 1958年11月12日
芸能界入り 松田トシや先代水谷八重子に弟子入り後、『スター誕生!』で合格
キャッチフレーズ 天まで響け岩崎宏美
レコードデビュー 1975年4月25日(二重唱(デュエット))
主要音楽祭受賞歴
(最優秀新人賞)
1975年日本歌謡大賞優秀音楽放送賞(ロマンス)
1975年下期FNS歌謡祭最優秀新人賞(ロマンス)
1975年日本テレビ音楽祭優秀新人賞(ロマンス)
1975年全日本歌謡音楽祭最優秀新人賞(ロマンス)
1975年新宿音楽祭金賞
1975年下期銀座音楽祭グランプリ
1976年ABC歌謡新人グランプリ
主要音楽祭受賞歴
(大賞)
1982年日本歌謡大賞(聖母たちのララバイ)
1982年日本テレビ音楽祭グランプリ(聖母たちのララバイ)
ゴールデン・アロー賞
受賞歴
1975年新人賞
1975年音楽新人賞
主要映画賞受賞歴
(主演賞、助演賞、新人賞)
ドラマアカデミー賞受賞歴
(主演賞、助演賞、新人賞)
紅白歌合戦出場回数
((2023年まで)年まで)
14回
代表曲
()内はオリコン最高順位
75年:二重唱(デュエット)(19位)
75年:ロマンス(1位)
78年:シンデレラ・ハネムーン(13位)
81年:すみれ色の涙(6位)
82年:聖母たちのララバイ(1位)
83年:家路(4位)
他多数

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目次

岩崎宏美のデビューに影響を与えた人物とは?

岩崎宏美は、中学生時代から『スター誕生!』の審査員として知られる声楽家の松田トシに歌を習い、更には演劇家の水谷八重子にも師事していました。
そういった状況下で、同学年の森昌子が『スター誕生!』に出演しデビューしていく過程に感化され、同じ『スター誕生!』への出演を決め見事にオーディションを勝ち抜き歌手デビューが決定します。(森昌子とは後に堀越学園で同じクラスとなる)

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デビュー2作目の『ロマンス』が大ヒット

岩崎宏美のデビュー曲『二重唱(デュエット)』はオリコン最高順位19位止まりでしたが、2曲目の『ロマンス』でいきなりオリコン1位を獲得する88.7万枚の大ヒットを記録します。
結果、1975年の音楽賞の新人賞を細川たかしと共にほとんど獲得するのですが、最大の音楽賞で受賞者が1人しかいない日本レコード大賞だけは、『心のこり』を歌った細川たかしの前に破れ獲得することができませんでした。
ちなみに『心のこり』の売り上げは80.1万枚で、こちらも大ヒットとなっています。

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岩崎宏美はアイドル史上最高の歌唱力?『聖母たちのララバイ』のヒット

『ロマンス』のヒット後も岩崎宏美は抜群の歌唱力を武器にヒット曲を重ね、NHK紅白歌合戦には1975年から14年連続して出場します。
若さが人気に左右するアイドルは、年月の経過と共にレコードの売り上げが落ち込みやすいのですが、アイドル史上最高と言われるほど歌唱力のあった岩崎宏美はそこまで激しく売り上げが落ちることはありませんでした。
しかし1980年代に入ると松田聖子が登場するなどアイドル界・歌謡界の状況も大きく変わり、さすがの岩崎宏美のシングルも売り上げが落ち込んでいきます。
そんな状況の1982年、火曜サスペンス劇場のエンディングテーマに採用された『聖母たちのララバイ』(マドンナたちのララバイ)が話題となり、総売上80.4万枚の大ヒットを記録するのです
これは、岩崎宏美にとって『ロマンス』に次ぐ売り上げ記録となっています。

『聖母たちのララバイ』の盗作問題

この『聖母たちのララバイ』のヒットには、喜んでばかりもいられない出来事がありました。
それは曲の盗作問題です。
『聖母たちのララバイ』の曲は、1980年公開の映画『ファイナル・カウントダウン』で使われているBGMにそっくりで、聴き比べれば盗作であることを言い逃れできないレベルでした。
そのため、原曲の作曲者であるジョン・スコットがわざわざ抗議のため来日し、結局クレジットの併記という形で決着が付きます。

当時は著作権の概念がかなり甘く穏便に済みましたが、今だったら大問題になり『聖母たちのララバイ』はそのまま歌うことの出来ない楽曲になっていた可能性が高かったと思います。
この影響で『聖母たちのララバイ』は日本レコード大賞にノミネートすることすら叶わず、新人賞に次いで岩崎宏美は音楽賞のビックタイトルを逃す結果となりました。(当時の日本レコード大賞は外国人作曲の作品が審査対象外だった)
そしてこの年に日本レコード大賞を獲得したのは、なんと新人賞の際にも獲得を阻まれた細川たかし(北酒場)だったのです。Σ(゚Д゚)

この盗作問題について、歌唱者である岩崎宏美に責任の所在はありません

まさかの出演『男女7人秋物語』

岩崎宏美は歌唱力が高かったこともあり、歌手活動が盛んで演技系の仕事をする機会は多くありませんでした。
しかし1980年代後半になるとレコードの売り上げも下がり、そういった影響からゴールデンタイムの連続ドラマに出演することになります。
それが、明石家さんまと大竹しのぶが主演し大きな話題となった『男女7人夏物語』の続編『男女7人秋物語』で、岩崎宏美は主要キャスト7人の内の1人を演じます。
この『男女7人秋物語』は前作以上の高視聴率を記録し、最終回の視聴率は36.6%を記録しました。
ちなみに、主題歌は『SHOW ME』で森川由加里が歌っています。

その後の岩崎宏美

『男女7人秋物語』に出演後の岩崎宏美は、そのまま女優になることはなく歌手として活動を続けます。
今でもその歌唱力は健在で、歌番組に呼ばれることが多いアイドル出身者と言えます。
最近は妹の岩崎良美との共演も増え、一緒にコンサートを行うこともあるようです。

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私が好きな岩崎宏美楽曲

私が1番好きな岩崎宏美の楽曲は、

ロマンス

です。
私はあまり岩崎宏美に対して興味はなかったので、好きな楽曲も最も一般的な『ロマンス』となります。(;^_^A

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岩崎宏美の動画(個人チャンネル)

クイズ

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