Momoco一押しアイドル『菊池桃子』

菊池桃子プロフィール

80年代アイドルの菊池桃子

生年月日 1968年5月4日
芸能界入り スカウト
キャッチフレーズ It’s Real Fresh 1000%
レコードデビュー 1984年4月21日(青春のいじわる)
主要音楽祭受賞歴
(最優秀新人賞)
主要音楽祭受賞歴
(大賞)
ゴールデン・アロー賞
受賞歴
主要映画賞受賞歴
(主演賞、助演賞、新人賞)
1985年度エランドール新人賞※

※エランドール新人賞はテレビドラマでの活躍を含んだ俳優賞

ドラマアカデミー賞受賞歴
(主演賞、助演賞、新人賞)
紅白歌合戦出場回数
((2023年まで)年まで)
0回
代表曲
()内はオリコン最高順位
84年:雪にかいたLOVE LETTER(3位)
85年:卒業-GRADUATION-(1位)
85年:BOYのテーマ(1位)
85年:もう逢えないかもしれない(1位)
86年:夏色片想い(1位)
86年:Say Yes!(1位)
93年:渋谷で5時(鈴木雅之のアルバム曲)※
他多数

※鈴木雅之とのデュエット

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目次

菊池桃子がデビューを飾った雑誌『Momoco』

菊池桃子の実質的なデビューは、1983年11月に発売されたアイドル雑誌に掲載されたグラビアでした。(これ以前にラジオ出演があり)
そのアイドル雑誌は『Momoco』という雑誌で、菊池桃子は創刊号でいきなり表紙を飾ります。
そして雑誌の名前を見てもらえば分かる通り、『Momoco』とは菊池“桃子”の名を冠した雑誌だったのです。
本来、いろいろなアイドルを取り上げるはずのアイドル雑誌のタイトルが一アイドルの名前ということはあり得ないわけですが、そんな常識を変えてしまうほど、デビュー当時の菊池桃子はインパクトがあったということでしょう。

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デビュー時の菊池桃子と映画

菊池桃子は、歌手デビュー前に『パンツの穴』(1984年3月17日公開)という青春コメディ映画にヒロインとして出演します。
更に翌年には『テラ戦士ΨBOY』という超能力物のSF映画で主演も果たします。
このように、菊池桃子は歌手活動以外に映画でも活躍したと言いたいところなのですが、正直どちらもB級映画で、かなりおかしなノリで作られた映画でした。
自分はこういったノリに全くついていけず、おそらく菊池桃子本人もついていけてなかったものと思います。(;^_^A

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大人気アイドルへ

菊池桃子のデビュー曲『青春のいじわる』(1984年4月21日発売)は、オリコン最高順位13位止まりでしたが、その後7位、3位と順位を上げていき、4枚目のシングル『卒業-GRADUATION-』(1985年2月27日発売)では、ついに1位を獲得します。
この年(1985年)は、同じ卒業シーズンに斉藤由貴も『卒業』というシングルを発表しているのですが、菊池桃子の『卒業-GRADUATION-』はオリコン年間11位、斉藤由貴の『卒業』はオリコン年間34位と、売り上げでは菊池桃子が圧倒しています。(調べるまで、斉藤由貴の『卒業』ほうが勝ってると思っていました)
そして、ここから10枚目のシングル『アイドルを探せ』(1987年3月25日発売)まで7作連続で1位を獲得し、菊池桃子は見事トップアイドルの仲間入りを果たします。
しかも、おニャン子クラブ関連の楽曲が52週中36週1位を獲得した1986年に発売した3曲も、全て1位を獲得するなど、当時の菊池桃子の活躍は目を見張るものがありました。

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菊池桃子はアイドルなのか?

ここで書くことは、とても微妙な話なので読み飛ばしてもらってもいいですが、菊池桃子の全盛期を生きた人間が菊池桃子対して感じたリアルな話をしたいと思います。

今ここで、菊池桃子がアイドルであったかどうかと質問すれば、ほぼ100%の人がアイドルであったと答えることでしょう。
私も菊池桃子がアイドルであることは十分承知していますが、当時の私は、なぜか菊池桃子をアイドルという括りに入れることに疑問を感じていました。
この疑問は小さく微妙な問題なので30年以上ずっと放置していましたが、この機会に自分なりに検証していきたいと思います。

音楽賞の辞退

菊池桃子は、1984年の音楽祭の新人賞受賞を辞退(授賞式出演拒否)しました。
これはアイドルとしてはあり得ない行動と言えます。
新人アイドルは、むしろここを目指して1年間頑張って活動するものなのに、菊池桃子はそれを拒否するというアイドルとしてあるまじき行為に及んでいるのです。

※更に菊池桃子は、NHK紅白歌合戦も出場辞退していた。

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コント番組などへの出演がほとんどない

当時のアイドルは、ドリフターズなどの番組でコントをすることが定番で、松田聖子や中森明菜などのトップアイドルも数々のコントに参加しています。
菊池桃子はこういった番組への出演が極端に少なく、出ていたとしても歌手デビュー後の半年間ぐらいなのではないでしょうか?(ちなみに『8時だョ!全員集合』の停電になった回にはゲスト出演している)
松田聖子や中森明菜よりデビューが少し遅い影響もありますが(『8時だョ!全員集合』が1985年9月で終了)、それにしても少なすぎると思うのです。
正確な情報は不明ですが、おそらく菊池桃子は数多くのアイドルが参加することで知られる『新春かくし芸大会』にも出場したことがないと思われますし、当時よく放送されていたアイドルの水泳大会や運動会への出演もありませんでした。

アイドルらしからぬ衣装

当時のアイドル服装といったら、ひらひらしたアイドルしか着ないような特殊な衣装が定番でした。
一方、菊池桃子はテレビなどで歌を披露する際に、ほとんど普通の服を着ていたと記憶しています。

バンドの結成

これはアイドル活動後なので大きな影響はないですが、菊池桃子は『ラ・ムー』というバンドを結成して音楽活動を行っていました。
このことは、当然アイドルらしくない行動となります。

ガールズバンドの歴史とアイドルとの関係性
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以上で挙げた項目は、どれもそんなに大きな話ではありません。
1つ1つで考えたら該当するアイドルも多数いることでしょう。
例えば、薬師丸ひろ子や斉藤由貴などもかなり該当しているのですが、こういった人たちは女優寄りのアイドルと割り切って考えることが可能です。
しかし菊池桃子の活動は女優寄りという感じでもなく、アイドルとして違和感ばかりが募る状況でした。

こうような既存のアイドルとの微妙なズレが少しずつ重なり、当時の自分は菊池桃子がアイドルなのかどうかイマイチ判断が付かず、“菊池桃子はアイドルではない”という意味不明な確証バイアスがかかってしまったようなのです。(確証バイアスとは誤った情報を信じて正しい情報を受け入れない状態に陥ってしまうこと)
今となってはどうでもいい話ですが、私自身がアイドル・菊池桃子にずっと感じていた違和感なので、ひょっとしたら共感してくれる人もいるのではないでしょうか?
そもそも自分が上記した疑問を明確に認識したのは、菊池桃子が懐メロ番組などに出演した際、普通に80年代アイドルとして扱われている様子を見てときで、それまで菊池桃子のことを無意識的にアイドルではないと認識していた私は、そのときやっと意味不明な確証バイアスから開放されるのでした。(;^_^A

ただ私が感じたこれらの疑問は、今現在も進行中だったりします。
菊池桃子は、一億総活躍国民会議という政府系の会議に呼ばれるなど政治的な活動にも参加し、更に2019年には経済産業省のキャリア官僚と結婚するなど、現在もアイドル(元アイドル)らしからぬ活動しており、私が菊池桃子のデビュー時から感じていた疑問は、あながち間違いでなかったと近年になって再認識しているのです。Σ(゚Д゚)

私が菊池桃子をアイドルではないと思ったきっかけを改めて考えてみたのですが、どうやらそれは菊池桃子が初登場した『ザ・ベストテン』に原因の発端があるようです。
菊池桃子は、同日にデビューした岡田有希子と一緒に『ザ・ベストテン』にスポットライトのコーナーに初登場しているのですが、岡田有希子は見るからにアイドルという黄色いヒラヒラスカートの衣装を来ていたのに対し、菊池桃子は普通の服みたいな衣装を着て歌を披露していました。
この岡田有希子との差が激しかったため、私は菊池桃子のことをアイドルではないと無意識的に考えてしまった可能性が高いと思われます。
誰しも最初に思い違いをしてそのままになってしまったという経験が1つや2つあるでしょうが、私にとって菊池桃子がアイドルであるかどうかが正にそれで、『ザ・ベストテン』で感じとった間違ったイメージからなかなか抜け出せませんでした。(;^_^A
薬師丸ひろ子の『セーラー服と機関銃』、原田知世の『時をかける少女』、斉藤由貴の『スケバン刑事』みたいなものがあれば、女優業を主体としたアイドルだからヒラヒラの衣装は着ないのかと脳内で修正出来たのでしょうが、菊池桃子の場合はそういった作品もなく、更に年末には音楽祭の新人賞レースを辞退したので確信的にアイドルとは異なる存在と思い続けてしまったようです。(かと言って本格的な歌手だとも思っていなかったが)

2021年4月29日追記

ドラマ『ナースステーション』

菊池桃子は、1991年に放送された『ナースステーション』というドラマに主演するのですが、このドラマには私が好きなアイドルが多数登場していたので、この場を借りて出演者を紹介しせていただきます。

菊池桃子(主人公のナース)
高樹沙耶(主人公のライバルナース)
森口博子(主人公の友達ナース)
田中律子(主人公の友達ナース)
水野真紀(主人公の同僚)
中山忍(主人公の後輩ナース)
田村英里子(主人公の後輩ナース)
Mi-Ke(ゲスト出演)

以上、1980年代後半から1990年代初頭にかけてのアイドルファンからしたら、よだれが出てしまうような配役のドラマでした。
ちなみに主題歌はMi-Keの『想い出の九十九里浜』で、ここもアイドルファンの心をくすぐるポイントです。(;^_^A

私が好きな菊池桃子楽曲

私が1番好きな菊池桃子の曲は

Say Yes!

です。
この曲は、菊池桃子の著名な曲の中ではもっとも明るい曲調で、もっともアイドルっぽい曲だと思うので1番のお気に入りです。
同じ理由で『夏色片想い』の好きな1曲となっています。

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プロフィール
究極DD(管理人)
【自己紹介】
名前:究極DD
年齢:思ったより若い
所在地:関東平野(情報が関東に偏る)
性格:生まれ持ってのデータ厨
好きなもの:女性アイドル
好きな番組:ザ・ベストテン
好きなドラマ:大映ドラマ
嫌いなもの:男性アイドル
専門分野:90年代の女性アイドルグループ
Twitter:https://twitter.com/idol20th
【サイト説明】
近年、You Tubeなどの動画サイトの影響か、中高生などの若い世代に70年代アイドル・80年代アイドル・90年代アイドルなどのファンが増えているそうです。
その一方で、インターネット環境の変化からサイトの閉鎖が相次ぎ、かつてネット上で書かれていたアイドルの情報が損失していっています。
自分はアイドルオタクというほどアイドルにハマっていたわけではありませんが、若い世代に20世紀に活躍したアイドルたちのことを語り継いでほしいので、自分の知り得るアイドルの情報を今のうちに書き残していきたいと思います。
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