アイドルが歌唱する際に、スクールメイツなどのメンバーがバックダンサーとして踊っているシーンを見た人はかなり多いと思います。
アイドルあるいは楽曲によっては専属のバックダンサーが付くこともあり、その中からは後にアイドルグループとしてデビューした人たちもいます。
今回はそんな専属のバックダンサーからデビューしたアイドルグループの紹介です。
アイドルの専属バックダンサーと聞いて第一に浮かぶのは、松本伊代の専属バックダンサーだった『キャプテン』なのではないでしょうか?
松本伊代のバックダンサーは楽曲によって人数が増えたこともありましたが、基本的には北沢清子と山本恵子という固定の2人が務めていました。
この2人が『キャプテン』であり、松本伊代の7枚目のシングル『太陽がいっぱい』まで専属バックダンサーを務めることになります。
そして、1984年には麻生真美子という歌手と組んで『麻生真美子&キャプテン』で正式デビューします。
1987年に『麻生真美子&キャプテン』が解散した後は、キャプテンの2人で『Be-2』として再デビューし完全に独り立ちした形となりました。
『キャプテン/Be-2』の2人は、今でも松本伊代がテレビで歌う際にバックダンサーとして出演することもあり、正式な解散はしていない模様です。
この『キャプテン』の前に、山口百恵の18枚目のシングル『イミテーション・ゴールド』を歌唱する際にバックダンサーを務めた『サクセス』が、後に山口百恵のメドレー曲でデビューしています。
『サクセス』は元々『ポピーズ』という日劇のダンスチームから選抜されたグループがもとになっており、『Z』というグループを経て結成されました。
『Z』時代からメンバーの1人である三輪裕美子は、三味線を使った歌手『マーサ☆リノイエ 』として現在も活動中です。
酒井法子や畠田理恵を抑えて『’86ミスヘアコロン・イメージガール・コンテスト』でグランプリを獲得した水谷麻里には、『あしたの黄色をつかみ隊』という『おニャン○クラブ』の『うしろゆ○さされ組』のパクリとしか思えないようなネーミングの専属バックダンサーがいました。
メンバーは城山美佳子、小川真澄、佐藤理恵子の3人でしたが、バックダンサーとして出演するのは2人だけという変則的な構成で、6枚目のシングル『バカンスの嵐』までバックダンサーを務めます。
その内の1人である城山美佳子と林千春が後にアイドルグループ『パンプキン』としてデビューするのですが、林千春は1年少々でグループを脱退し、代わりに小川真澄が加入してメンバー2人共が元『あしたの黄色をつかみ隊』という構成になります。
ちなみに、城山美佳子は現在もサンミュージック所属のタレントとして活動中です。
アイドルオーディション史上最高の応募数だった1984年の『ミス・セブンティーンコンテスト』で準グランプリを獲得した斉藤さおり(後に麻倉あきらと改名)には、デビュー当時にライブ限定で『ハートブレイカーズ』というバックダンサーのようなグループが帯同していました。
この『ハートブレイカーズ』は、元々『ブレイカーズ』というダンス教室内で結成されたグループが芸能事務所(日芸プロジェクト)にスカウトされ、メンバーを1人(佐伯万里子)追加して結成されたものです。
そして、もとになった『ブレイカーズ』の2人(近藤智子、二階堂ゆかり)が芸能事務所を移籍して結成したのが、後にブレイクする『BaBe』なのです。
ただ、『ハートブレイカーズ』が斉藤さおりのバックダンサーとして活動していたのかは、活動がライブ会場限定だったこともあり詳細は分かりません。
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