アイドルブームの最盛期は1980年代で、今でも80年代アイドルを扱うテレビ番組がよく作られています。
今の若い人は、この1980年代のアイドルブームがどれほどだったのかなかなか理解出来ないと思うので、当時のアイドルブームが如何にすごかったのかが分かるテレビ番組をいくつか紹介したいと思います。
魔法の天使クリィミーマミ
放送日:1983年7月1日~1984年6月29日
対象アイドル:太田貴子
『魔法使いサリー』、『ひみつのアッコちゃん』から現在の『プリキュア』に至るまで、魔法を扱う女児向けのアニメは昔からありますが、『魔法の天使クリィミーマミ』はこの魔法少女アニメにアイドルを組み込んだ画期的な作品でした。
『魔法の天使クリィミーマミ』は未だに話題になることもあるアニメで、主題歌の『デリケートに好きして』は21世紀になってもアニソンランキングで上位に入ることがあるほどです。
それほど当時の少女にとってアイドルは憧れの存在だったということで、1980年代のアイドルブームを窺い知ることが出来る作品となっています。
ママはアイドル
放送日:1987年4月14日~1987年6月16日
対象アイドル:中山美穂
『ママはアイドル』は、アイドルの中山美穂がそのまま中山美穂役で出演するという現在では考えられないような設定のドラマでした。
このようなあり得ない設定も、過度なアイドルブームが起こっていたからこそ採用されたものと思われます。
キスより簡単
放送日:1987年5月7日~1987年7月30日
対象アイドル:伊藤智恵理
『キスより簡単』に出演していた伊藤智恵理は、ドラマ内でスカウトされアイドルデビューするという役(主人公の妹役)を演じ、そのデビュー曲が挿入歌としても採用されていました。
そして実際の伊藤智恵理も、ドラマ放送中にその挿入歌で歌手デビューするという現実とドラマがリンクした部分があったのです。
これも当時アイドルが広く浸透していたからこその設定と言えます。
アイドル伝説えり子
放送日:1989年4月3日~1990年3月26日
対象アイドル:田村英里子
『アイドル伝説えり子』は、現実のアイドルである田村英里子とタイアップしたアニメで、作中では魔法を使うでもない主人公の『田村えり子』がアイドルとして普通に活動します。
どストレートなアイドルアニメですが、当時の子供たちのアイドルに対する憧れは強く関連グッズが多数売れたそうです。
アイドルブーム末期の作品ですが、1980年代のアイドルブームを最も象徴している作品と言えるかもしれません。
以上のように、1980年代には現在では考えられないようなアイドルに関わる設定のドラマやアニメが多数作られました。
これは当時のアイドルが日常にまで広く浸透するほどのブームを起こしていたからと言えるでしょう。
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