歴代最高の女性アイドルという調査があった際、毎回と言っていいほど1位になるのは松田聖子です。
例えば、2023年に写真週刊誌『FLASH』が700人を対象に行った『あなたの「史上最強の女性アイドル」は誰だ!』という調査では、松田聖子は2位の山口百恵(61票)に倍以上の大差をつける162票を獲得して1位に輝いています。
2021年7月3日に放送された『日テレ系音楽の祭典【THE MUSIC DAY ~音楽は止まらない~】』で発表された『1万人がアンケートで選ぶ史上最強の女性アイドルランキングトップ20』(70年代アイドルは対象外)でも、松田聖子は2位に大差をつける1位でした。
これらは、いずれも松田聖子のデビューから40年以上が経過した調査であり、少なくとも40年は松田聖子を超える女性アイドルは誕生していないと考えられるわけです。
人々の趣味趣向が分散化され、1つのものに集中することが起きづらくなった現在を考えると、今後も松田聖子を超えるアイドルが誕生することは難しいのかもしれません。
とは言え、松田聖子に迫るような人気アイドルが全くいなかったわけではないようです。
その後という意味を最大限考慮し、松田聖子がアイドルを卒業したと言える1990年以降のアイドルで松田聖子に迫るアイドルがいたかを考えていきます。
90年代のアイドル冬の時代を終わらせ、80年代ほどではないにせよアイドルブームを起こすきっかけとなったモーニング娘。の後藤真希は、アイドルとしてかなりの逸材でした。
AKB48の前田敦子も非常に高い人気がありましたし、欅坂48(現:櫻坂48)の平手友梨奈は山口百恵の再来などと呼ばれたりもします。
ソロの歌手としては、アイドルグループから独立して実績を重ねた安室奈美恵が松田聖子に匹敵するぐらいの活躍を見せていましたが、そのときは既にアイドル的要素がかなり薄れていました。
浜崎あゆみに関しては完全にアイドルを払拭してからのブレイクです。
おそらく、1990年代以降で松田聖子を超える可能性が1番あったのは広末涼子でしょう。
彼女の場合はアイドルの王道である歌手型アイドルではなく女優型アイドルでしたが、人気の上がり方や世間からの注目のされ方は松田聖子を超えていたかもしれません。
合格した早稲田大学に通学しただけでニュースになり人だかりができる始末でしたから、ブームと言えるほどの大きな人気を誇っていました。
しかし、その後は奇行が目立ち人気や地位を急劇に落していくのです。
これらの点を踏まえて、松田聖子の何がすごかったのかを考えてみます。
歌が上手いことは言うまでもないですが、ぶりっ子と言われた仕草や立ち振舞も、アイドルとしては完璧だったのかもしれません。
しかし松田聖子が何よりもすごかったことは、プレッシャーに負けない精神的なたくましさだと思います。
広末涼子の奇行は、過度の人気によるプレッシャーやストレスによるところが大きいと思われます。
安室奈美恵にせよ前田敦子にせよ平手友梨奈にせよ、プレッシャーに耐えきれなかった感が大なり小なりあったことでしょう。
そして松田聖子の最大のライバルであった中森明菜も、精神的な問題を抱えていました。
一方、松田聖子はアイドルとして他に類を見ないたくましさを持っています。
暴漢に襲われても1週間で復帰し、恋愛問題でワイドショーに追いかけ回されても夜には歌番組でバリバリのアイドル姿を見せています。
結婚をしても度重なる恋愛スキャンダルがあっても年をとっても、松田聖子はアイドルで有り続けました。
そして、最愛の娘が不幸な形で亡くなってもアイドルを続けるのです。
普通のアイドルなら歌を続けるにしても歳を重ねるごとにアーティストっぽく移行していくものですが、松田聖子の活動は還暦を過ぎてもアイドルそのものと言えます。
松田聖子は、『いつまでアイドルやってるんだ』なんて他人の声を意に介さない精神力を有しているわけです。
このことが松田聖子の最大の強みであり、今でも最高のアイドルとして選ばれ続ける理由かと思います。
今後、松田聖子より歌が上手い女性アイドルは誕生するかもしれません。
松田聖子よりあざとく男性心をくすぐる女性アイドルも誕生するかもしれません。
松田聖子より可愛い容姿の女性アイドルは既に誕生していた可能性が高いです。
しかし、松田聖子並みに可愛くて歌が上手く、尚且つ精神的にたくましい女性アイドルが誕生する可能性は低いように感じます。
以上のことを踏まえると、松田聖子はこれから先も日本最高の女性アイドルとして君臨し続けるのかと思います。
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