当ブログでは、70年代アイドル、80年代アイドル、90年代アイドルをタグ分けしていますが、これら年代別アイドルの定義は一部曖昧になっています。
具体的にハッキリしていないのは、80年代アイドルと90年代アイドルの区分けで、この区分けを明確にすることは非常に困難な作業となります。
一方、70年代アイドルと80年代アイドルは明確に分けることが可能です。
ということで、まずはこの70年代アイドルと80年代アイドルの違いについて順を追って説明していきましょう。
アイドルの始まりは、1970年代初頭にドラマなどで活躍した岡崎友紀以降からと言われ、更に1971年にデビューした天地真理の登場により、歌って踊る若くて可愛い芸能人のことがアイドル(アイドル歌手)と呼ばれるようになりました。
その後、1976年に日本中を熱狂させたピンク・レディーがデビューし、主に1977年から1978年にかけて大流行します。
このピンク・レディーのあまりに高い人気の影響により、同時期もしくは少し後にデビューしたアイドルたちはアイドルとして活躍ができずに、早々にアイドルからの脱却を図ります。
1977年、1978年デビューのアイドルたちは、
榊原郁恵→タレント業中心へ
清水由貴子→タレント業(欽ちゃんファミリー)中心へ
高田みづえ→本格的歌手へ
大場久美子→歌唱力に問題があり女優へ
石野真子→結婚
と、1980年代以降ほとんどアイドル活動をしませんでした。(1979年はアイドルが不作の年だった)
更にピンク・レディーの人気も、1970年代の終盤にはアメリカ進出の影響からか一気に失速し、1980年には解散宣言(翌年解散)をします。
ピンク・レディーに唯一対抗できる存在だった山口百恵も、1980年に結婚し引退と、70年代の女性アイドルたちは、軒並み1980年代初めまでにアイドルとしての地位を失っていきます。
このようなアイドルの空白期間に松田聖子というスーパーアイドルが登場したため、70年代アイドルと80年代アイドルは松田聖子の以前と以降でハッキリと分けることができるのです。
一方、80年代アイドルと90年代アイドルは、境目がとても難しくなっています。
1980年代終盤にデビューし、1990年代に活躍した人は、
80年代アイドルなのか?
90年代アイドルなのか?
この問いについての答はありません。
具体的には、1980年代終盤にデビューし主に1990年代に活躍した宮沢りえや西田ひかるらの扱いに困るのです。
ここからは個人的な考えになりますが、80年代アイドルは松田聖子に始まりWinkで終わると言われているため、Winkまでが80年代アイドルなのではないかと考えます。
ということで当ブログでは、Winkより後にデビューし、基本的に1990年代に活躍したアイドルを90年代アイドルとして扱い記事を書き進めたいと思います。(一部のアイドルは、80年代アイドルと90年代アイドルの二重のタグ付けを実施します)
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