乙女塾プロフィール
メンバー生年月日 | 下記参照 |
芸能界入り | 乙女塾と連動した番組『パラダイスGOGO!!』への出演 |
出世作 | TV番組『パラダイスGOGO!!』(1989年) |
CDデビュー | - |
主要音楽祭受賞歴 (最優秀新人賞) | 1991年日本歌謡大賞優秀放送音楽新人賞(中嶋美智代) 1991年メガロポリス歌謡祭最優秀新人ダイヤモンド賞(中嶋美智代) |
主要音楽祭受賞歴 (大賞) | - |
ゴールデン・アロー賞 受賞歴 | 1990年音楽新人賞(ribbon) |
主要映画賞受賞歴 (主演賞、助演賞、新人賞) | 【永作博美】 2007年度キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞(“腑抜けども、悲しみの愛を見せろ”) 2007年度ブルーリボン賞助演女優賞(“腑抜けども、悲しみの愛を見せろ”) 2007年度報知映画賞助演女優賞(“腑抜けども、悲しみの愛を見せろ”) 2007年度ヨコハマ映画祭助演女優賞(“腑抜けども、悲しみの愛を見せろ”) 2011年度日本アカデミー賞最優秀助演女優賞(八日目の蟬) 2011年度キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞(八日目の蟬) 2011年度毎日映画コンクール女優助演賞(八日目の蟬) 2011年度ブルーリボン賞主演女優賞(八日目の蟬) 2011年度報知映画賞主演女優賞(“酔いがさめたら、うちに帰ろう。”、他) |
ドラマアカデミー賞受賞歴 (主演賞、助演賞、新人賞) | 【永作博美】 1996年10~12月助演女優賞(ひとり暮らし) 1999年4~6月主演女優賞(週末婚) |
紅白歌合戦出場回数 (2023年まで) | 0回 |
代表曲 ()内はオリコン最高順位 | - |
目次
2、乙女塾結成の経緯と運営陣の思惑
3、パッとしなかった乙女塾
4、主な乙女塾出身者
4-1、1期生
4-2、2期生
4-3、3期生
4-4、4期生
4-5、5期生
4-6、6期生
4-7、7期生
4-8、8期生
5、乙女塾から生まれたグループ
6、乙女塾は90年代型アイドルグループの元祖?
7、90年代におけるアイドル文化衰退の象徴
8、乙女塾メンバーの芸能界奮闘記
8-1、奮闘レベル1
8-2、奮闘レベル2
8-3、奮闘レベル3
9、なぜ乙女塾は失敗したのか
10、クイズ
11、アンケート
12、ホームページ・SNS
13、関連記事
乙女塾結成の経緯と運営陣の思惑
乙女塾はフジテレビが主催したタレント育成講座で、テーマは『未来の有望タレントを創り出す』というものでした。
当初はコースが芸能コースとモデルコースの2つに分かれ、すぐに歌手コース、俳優コース、モデルコースと3つへと再編されます。
4期生以降はモデルコースがなくなり、5期生以降はコース自体がなくなります。
受講生は3か月間のレッスンを行い、選ばれた者のみが1989年4月17日放送開始の乙女塾と連動した番組『パラダイスGoGo!!』に出演することができました。
当時は、『夕やけニャンニャン』が終わって1年半ほどで、まだまだ『おニャン子クラブ』のような多人数のアイドルを望むファンが大勢いたものと思われ、乙女塾や『パラダイスGOGO!!』もそういったファン層を狙って作られたと想像されます。
そのため『パラダイスGoGo!!』は『夕やけニャンニャン』同じ時間帯である平日の17:00~18:00の時間帯で放送されていました。(1989年10月16日からは17:00~17:30に時間縮小)
おニャン子クラブは素人であることを全面に押し出し、そのことが良い面も悪い面も生み出しましたが、『乙女塾』のメンバーはタレントになるための一定のレッスンをしているので、『おニャン子クラブ』よりタレントしてのレベルが総じて高くなります。(しかしそれが必ずしもプラスに働いているわけではない)
パッとしなかった乙女塾
そんな鳴り物入りで始まった乙女塾でしたが、1991年3月31日の『第8回乙女塾発表会・修了式』をもって終了してしまいます。
それに先立って、『パラダイスGOGO』1990年3月16日で終了し、終了後は土曜日の13:00~14:25に放送された『週間スタミナ天国』で乙女塾の様子を見ることができたのですが、放送回数が週1回となり縮小傾向は明らかでした。
このことからも分かるように、乙女塾はハッキリ言っていまいちパッとしなかったのです。
ちなみに乙女塾の塾生として歌手デビューしたのは(後に歌手デビューしたメンバーは除く)、
CoCo(大野幹代、瀬能あづさ、羽田惠理香、三浦理恵子、宮前真樹)
ribbon(佐藤愛子、永作博美、松野有里巳)
Qlair(井ノ部裕子、今井佐知子、吉田亜紀)
の3グループと、
花島優子
中嶋美智代
堀川早苗
の3人のソロになります。
主な乙女塾出身者
1期生
生年月日:1974年6月17日
ソロデビュー日:1992年7月1日(許して…)
コース:歌手コース
【人物】
『CoCo』のメンバー。
永作博美
生年月日:1970年10月14日
ソロデビュー日:1993年8月4日(My Home Town)
コース:歌手コース
【人物】
『ribbon』のメンバー。
乙女塾主要メンバーの中では最年長で、合同コンサートの際はなんとなくグループ全体のリーダ的な雰囲気があった。
羽田恵理香
生年月日:1973年3月7日
ソロデビュー日:1991年9月21日(迷子にさせないで)
コース:歌手コース
【人物】
『CoCo』のメンバー。
現在は『はねだえりか』。
花輪理恵
生年月日:1974年09月14日
ソロデビュー日:-
コース:俳優コース
【人物】
後の『塙理恵』に改名し、あまり特定した個人がクローズアップされないようなCMに多数出演していた。
松野有里巳
生年月日:1973年2月13日
ソロデビュー日:-
コース:俳優コース
【人物】
『ribbon』のメンバー。
宮前真樹
生年月日:1973年1月16日
ソロデビュー日:1992年12月16日(夢へのポジション)
コース:俳優コース
【人物】
『CoCo』のメンバー。
奈良美佳
生年月日:1972年8月4日
ソロデビュー日:1995年5月21日(Sister×Sister)※『ナラミカ×OZ』名義
コース:モデルコース
【人物】
モデル活動後、ダンスパフォーマーの『OZ』とのユニットで歌手デビュー。
現在は芸能界を引退。
野本華理亜
生年月日:1974年3月1日
ソロデビュー日:2005年8月3日(ショコラに夢中/月の向こうの世界)※
コース:モデルコース
※シングル曲デビューは2005年8月3日だが、その前にアルバム『The girl from R.E.A.D.Y.M.A.D.E』で2002年6月26日にデビュー、更にその前の2002年6月20日にEP盤でデビューしている。
【人物】
後に『野本かりあ』に改名した後、2000年代以降にモデルや歌手として活躍。
【ホームページ・SNS】
ホームページ:レコード会社
Twitter:https://twitter.com/karianomoto
Instagram:karianomoto
You Tube:Karia Nomoto
市井由理
生年月日:1972年12月20日
ソロデビュー日:1991年2月21日(恋して女みがいて)
コース:芸能コース
【人物】
受講のみ。
後の『東京パフォーマンスドール』フロントメンバー。
松本裕美
生年月日:1972年4月5日
ソロデビュー日:1999年8月21日(またせて、ごめんネ。)※ミニアルバム
コース:芸能コース
【人物】
受講のみ。
後に『麻生ひろみ』と改名し、モデル業で活躍。
更にその後『大野まりな』に改名して声優デビューし、以降は声優やアニソン歌手として活動した。
2019年いっぱいで芸能界から引退予定。←結局引退せず!
【ホームページ・SNS】
ホームページ:所属事務所
Twitter:https://twitter.com/hamievhk
本山美香子
生年月日:1975年1月14日
ソロデビュー日:1996年9月18日(Close to the night)
コース:芸能コース
【人物】
受講のみ。
後に『大賀埜々』に改名して小室ファミリーとして歌手デビュー。
小室ファミリー全体として発表した楽曲『YOU ARE THE ONE』にも参加している。
現在は芸能界を引退状態。
【ホームページ・SNS】
ホームページ:所属事務所
ブログ:http://www.kudoya.com/sakeya2/
吉村夏枝
生年月日:1973年8月19日
ソロデビュー日:-
コース:歌手コース
【人物】
受講のみ。
後にシリーズ化されTBSの昼ドラマ『温泉に行こう』で主演する『加藤貴子』、第1回国民的美少女コンテスト音楽部門賞の『山本京子』と3人で、『Lip’s』というアイドルグループを結成。
現在は芸能界を引退。
2期生
大塚久恵
生年月日:1973年10月19日
ソロデビュー日:-
コース:歌手コース
【人物】
後に『東京パフォーマンスドール』に研修生として参加。
その後、元乙女塾メンバーで結成した『Sha-bon』というアイドルグループを結成。
児玉多恵子
生年月日:1973年5月7日
ソロデビュー日:-
コース:歌手コース
【人物】
乙女塾卒業後は主に女優として活動し、『踊る大捜査線』シリーズの婦警『吉川妙子』を演じた。
現在は芸能界を引退。
瀬能あづさ
生年月日:1973年4月3日
ソロデビュー日:1991年9月4日(もう泣かないで)
コース:歌手コース
【人物】
『CoCo』のメンバー。
恒崎裕子
生年月日:1974年1月4日
ソロデビュー日:1991年7月10日(スパーク・プラグ)
コース:歌手コース
【人物】
後に『胡桃沢ひろ子』と改名し『桜っ子クラブさくら組』に参加。
三浦理恵子
生年月日:1973年9月1日
ソロデビュー日:1991年2月14日(涙のつぼみたち)
コース:歌手コース
【人物】
『CoCo』のメンバー。
岡本早由
生年月日:1972年5月27日
ソロデビュー日:1996年7月19日(ラヴ・イズ・オール)※『FIELDS』名義のミニアルバム
コース:俳優コース→モデルコース
【人物】
1996年に『TM NETWORK』のマニピュレーターだった『小泉洋』と共に『FIELDS』を結成し歌手デビュー、作詞も担当している。
1999年には『岩崎琢』を加え『Smart Drug』と名前を変える。
現在は芸能界を引退した模様。
中野薫
生年月日:1975年2月9日
ソロデビュー日:-
コース:モデルコース
【人物】
後に『南青山少女歌劇団』に加入。
現在は芸能界を引退。
【ホームページ・SNS】
Facebook:https://ja-jp.facebook.com/kaorutchi
3期生
生年月日:1973年10月22日
ソロデビュー日:-
コース:歌手コース
【人物】
『ribbon』のメンバー。
中嶋美智代
生年月日:1973年1月2日
ソロデビュー日:1991年1月30日(赤い花束)
コース:歌手コース
【人物】
乙女塾時代にソロデビューしたメンバー。
現在は『中嶋ミチヨ』。
花島優江
生年月日:1972年9月17日
ソロデビュー日:1990年2月21日(悲しみに一番近い場所)
コース:歌手コース
【人物】
乙女塾時代にソロデビューしたメンバー。
後の『花島優子』。
渡辺幸恵
生年月日:1974年11月7日
ソロデビュー日:-
コース:歌手コース
【人物】
『Qlair』と一緒に『聖PCハイスクール』というゲーム番組に出演。
『浅山美月』に改名後、同じく聖PCハイスクールに出演していた乙女塾の後輩(6期生)の『菊地奏衣』と、伝説的な地下アイドル『水野あおい』と3人で、期間限定アイドルグループ『Fairy Tale』を結成。
『Fairy Tale』解散後は、名前を再び『渡辺幸恵』に戻し『菊地奏衣』と2人で『Tiara』を結成するが、いずれもパッとしなかった。
現在は芸能界を引退。
磯辺莉英
生年月日:1973年10月9日
ソロデビュー日:-
コース:俳優コース
【人物】
『磯辺りえ』に改名後、『国分佐智子』なども在籍したグラビアアイドルグループ『ベイキャニオンズ』に参加。
その後は日本テレビの音楽バラエティ『THE夜もヒッパレ』内で結成された『Hipp’s』の初代メンバーとなる。
2016年には国民的美魔女コンテストのファイナリストに選ばれていた。
【ホームページ・SNS】
Instagram:https://www.instagram.com/rieisobe_nailartist/
4期生
今井佐知子
生年月日:1973年12月27日
ソロデビュー日:-
コース:歌手コース
【人物】
『Qlair』のメンバー。
『Qlair』解散後に芸能界を引退し、6代目いいとも青年隊『K-Chaps!』の『塩ノ谷和康』と結婚。
娘の『稲垣鈴夏』は子役として一時期よくテレビに出ていた。
渡辺恭子
生年月日:1975年1月28日
ソロデビュー日:-
コース:歌手コース
【人物】
後に欽ちゃん劇団に参加し、TBSの若者向け情報番組『ブランチ』のレポーターとしてブレイクする『はしのえみ』らと共に『ブカブカ』というアイドルグループを結成。
『ブカブカ』は3年弱稼働しシングルCDを4枚発売するなど一定の活躍を見せた。
現在は『水島よう子』に改名し、声優圭事務所に所属して芸能活動を継続中。
【ホームページ・SNS】
ホームページ:所属事務所
ブログ:https://blog.goo.ne.jp/yo-ko-mizushima
5期生
井ノ部裕子
生年月日:1973年12月28日
ソロデビュー日:-
【人物】
『Qlair』のメンバー。
『Qlair』解散後に音楽プロデューサーの『外間隆史』と結婚し、基本的に芸能界からは引退したが、夫の職業柄、各アーティストのCD収録時にバックコーラスなどで参加することがある。
90年代アイドルの中でトップレベルの美少女だった。
鎌田朱美
生年月日:1972年11月9日
ソロデビュー日:-
【人物】
後に元『桜っ子クラブさくら組』メンバーの『相生恵美』らと、パソコンソフトメーカーであるバーディーソフトのイメージガール『パフ』を結成しCDデビューする。
現在は芸能界を引退。
堀川早苗
生年月日:1972年12月27日
ソロデビュー日:1991年3月21日(月夜のゴンドラ)
【人物】
乙女塾時代にソロデビューしたメンバー。
乙女塾の先輩である『花島優子』から引き継ぐ形で、東映不思議コメディーシリーズという少女向け特撮番組『不思議少女ナイルなトトメス』に主演し人気を得る。
乙女塾解散後もそれなりに仕事はあった様子だが1999年に芸能界を引退した。
吉田亜紀
生年月日:1976年2月18日
ソロデビュー日:1996年1月24日(9to5)※『F.L.A.G.S. featuring Aki』名義
※1995年12月16日発売のオムニバスアルバム『Cutie Collection』で、『スカッ!』というソロ曲を歌っている。
【人物】
『Qlair』のメンバー。
『Qlair』解散後も芸能活動を続け、1995年に『F.L.A.G.S.』(1995年12月16日にアルバムデビュー)という5人組ボーカルユニットに参加するもいまいちパッとせず、次第に芸能界からフェードアウトしていった。
6期生
大橋裕美子
生年月日:1975年2月2日
ソロデビュー日:-
【人物】
後にプロ野球選手の『新井貴浩』と結婚。
余談だが『新井貴浩』と同じプロ野球選手で同じ広島カープ出身の『緒方孝市』は、『桜っ子クラブさくら組』メンバーの『中條かな子』と結婚している。
菊地奏衣
生年月日:1974年12月13日
ソロデビュー日:-
【人物】
『Qlair』と一緒に『聖PCハイスクール』というゲーム番組に出演。
その後、同じく聖PCハイスクールに出演していた乙女塾の先輩(3期生)の『渡辺幸恵』と、伝説的な地下アイドル『水野あおい』と3人で、期間限定アイドルグループ『Fairy Tale』を結成。
『Fairy Tale』解散後は『渡辺幸恵』と2人で『Tiara』を結成するが、いずれもパッとしなかった。
現在は芸能界を引退。
富田江身子
生年月日:1973年3月7日
ソロデビュー日:1999年5月1日(どんなにつらい事があったとしても)※emiko名義
【人物】
『やまかつWink』の『横山知枝』と組んで『chiemi』という音楽ユニットを結成し2000年にCDデビューした。
現在は芸能界を引退。
山坂美智子
生年月日:1976年4月6日
ソロデビュー日:-
【人物】
卒業後間もなく大阪のMBSラジオが立ち上げたアイドルグループ『茶屋町学園おちゃめ組』に参加し、ラジオパーソナリティーとして活動していた。
現在は芸能界を引退。
7期生
三井美佳
生年月日:1974年3月14日
ソロデビュー日:-
【人物】
後に『桜っ子クラブさくら組』に参加。
8期生
※8期生に関しては乙女塾としての活動は行っていないものと思われる。
久保田恵美
生年月日:1971年12月18日
ソロデビュー日:-
【人物】
何度も改名をしながら映画やドラマの脇役として出演を重ね、佳田玲奈に改名したころからシリーズもの2時間ドラマなどにレギュラー出演、更には『めざましテレビ』のレポーター(めざまし調査隊員)や『はなまるマーケット』のCMナビゲーターに就任。
音楽活動としては、2005年に『LENPHa』、2006年に『i-ren』、2007年に『Ciel』など様々な音楽ユニットに参加するも、どれもパッとせず、結局は『吉田玲奈』に改名しフリーアナウンサーとして現在に至る。
ちなみに名乗った名前は、『久保田恵美』、『早瀬真奈美』、『まなみ』、『久保田えみ』、『朝丘萌』、『佳田玲奈』、『永遠花』、『吉田玲奈』など多数に渡り、また一時期、年齢が5歳若返っていた。
【ホームページ・SNS】
ホームページ:公式ホームページ、所属事務所
ブログ:https://ameblo.jp/reina-yoshida/
Instagram:reina.yoshida.ciel.1218
谷口史恵
生年月日:1974年5月24日
ソロデビュー日:-
【人物】
乙女塾解散後、『東京パフォーマンスドール』に研修生として参加。
その後、元乙女塾メンバーで結成した『Sha-bon』というアイドルグループに参加。
中村友美
生年月日:1975年3月19日
ソロデビュー日:-
【人物】
乙女塾解散後、『東京パフォーマンスドール』に研修生として参加。
その後、元乙女塾メンバーで結成した『Sha-bon』というアイドルグループに参加。
乙女塾から生まれたグループ
メンバー:大野幹代、瀬能あづさ、羽田惠理香、三浦理恵子、宮前真樹
結成日:1989年
デビュー日:1989年9月6日(EQUALロマンス)
【概要】
『乙女塾』から始めて誕生したアイドルグループ。
ribbon
メンバー:佐藤愛子、永作博美、松野有里巳
結成日:1989年
デビュー日:1989年12月6日(リトル☆デイト)
【概要】
『乙女塾』から誕生したアイドルグループ。
Qlair
メンバー:今井佐知子、井ノ部裕子、吉田亜紀
結成日:1991年
デビュー日:1991年7月7日(瞳いっぱいの夏)
【概要】
先にデビューした同じ乙女塾の『CoCo』や『ribbon』と比べメンバー的に劣っていることはなかったが、デビューした際は既に『パラダイスGOGO!!』が終わり乙女塾が斜陽していた時期だったので、大きな話題にならずヒット曲を出せなかった。
浅山美月(3期生の渡辺幸恵)、菊地奏衣(6期生)らと一緒に『聖PCハイスクール』(放送期間:1992年4月7日~1992年9月29日)というゲーム番組にレギュラー出演するなど、乙女塾解散後も一定の活躍はしていたが、1994年3月にファンクラブの会報にて解散を発表しそのまま活動終了。
解散コンサートなどもなく、NHK衛星第2放送の音楽番組『アイドルオンステージ』にて簡単な解散報告を行うのみだった。
※2005年にベストアルバムが制作され、その際に10年以上振りに3人揃って顔を合わせたそうです。
乙女塾は90年代型アイドルグループの元祖?
90年代アイドルは、80年代アイドルと違いソロではなくグループ型のアイドルが増えていくわけですが、その走りが乙女塾から生まれた『CoCo』であり『ribbon』であると言えます。
また、1990年代に多く誕生するテレビ番組と連動した多人数型アイドルグループの先陣を切ったのも乙女塾でした。(元祖は『おニャン子クラブ』や『オールナイターズ』であるが)
以上のように、乙女塾が1990年代におけるアイドルの流れの1つを作ったことは間違いないと言えるでしょう。
90年代におけるアイドル文化衰退の象徴
乙女塾は1990年代に衰退していったアイドルを如実に表していると言えます。
自分たちをメインとして扱った番組『パラダイスGOGO!!』は、平日の夕方1時間から30分に放送時間が短縮された挙句、結局1年で終了、『パラダイスGOGO!!』終了後に始まった乙女塾を扱う番組『週間スタミナ天国』は土曜日の週1回放送となるなど、活動がどんどん縮小していったことが明らかでした。
デビュー当時に大きな人気を誇った『CoCo』や『ribbon』もみるみるうちに人気を落とし、『ribbon』に至っては自然消滅という明確な解散すらせずに活動を終了することとなります。
90年代は“アイドル冬の時代”と言われていますが、乙女塾ほど衰退していくアイドルを象徴する存在はいないと思われます。
乙女塾メンバーの芸能界奮闘記
乙女塾と言えば、『CoCo』や『ribbon』あるいは『Qlair』、花島優子、中嶋美智代、堀川早苗などといった乙女塾在籍時に歌手デビューしたメンバーを思い浮かべる人がほとんどでしょう。
彼女たちについても、乙女塾解散後の芸能界での苦労やその後の様子などについてメディアで取り上げられることもありますが、乙女塾メンバーにはもっともっと芸能界という荒波にもがき苦しんだメンバーがいます。
後に『東京パフォーマンスドール』に入った市井由理はもちろん、『桜っ子クラブさくら組』に入った恒崎裕子(胡桃沢ひろ子)もまだまだ成功している例で、乙女塾メンバーの中には一般人の目に見えないような芸能界の裏街道で奮闘してメンバーが多数いるのです。
そんな乙女塾のマイナーメンバーの芸能界奮闘記を、ここで一気に紹介したいと思います。
奮闘レベル1
1期生芸能コース受講生の松本裕美は、『麻生ひろみ』と改名した後にアダルティーなモデル業に進出した後、『大野まりな』と再改名し声優に転身。
1期生芸能コース受講生の本山美香子は、『大賀埜々』に改名して小室哲哉プロデュースのもと歌手デビューするもイマイチぱっとせず。
4期生歌手コース渡辺恭子は、『はしのえみ』らと欽ちゃん劇団が生んだアイドルグループ『ブカブカ』に参加。
5期生の鎌田朱美は、『桜っ子クラブさくら組』のメンバー『相生恵美』らと、マイナーアイドルグループの『パフ』を結成。
6期生の富田江身子は、2000年に『やまかつWink』の『横山知枝』と『chiemi』という音楽ユニットを結成。
6期生の山坂美智子は、MBSラジオの番組で結成された『茶屋町学園おちゃめ組』に参加。
7期生の三井美佳は、『桜っ子クラブさくら組』に加入後、『太陽とシスコムーン』が結成されるオーディションに参加するも落選。
奮闘レベル2
1期生芸能コース受講生の吉村夏枝は、『温泉に行こう』に主演する加藤貴子らと『Lip’s』を結成した後、『Babble Bunny』というマイナーアイドルグループに加入。
2期生歌手コースの大塚久恵は、『東京パフォーマンスドール』の研修生となった後に、『ますこっとたわー』という深夜番組に出演するアイドルグループ『たわわギャル』の一員となり、更にその後は元乙女塾で結成された『Sha-bon』メンバーとして地下アイドル活動を行う。
3期生歌手コースの渡辺幸恵は、『浅山美月』に改名後、乙女塾6期生の『菊地奏衣』らと期間限定アイドルグループ『Fairy Tale』を結成した後、名前を『渡辺幸恵』に戻し『菊地奏衣』と2人で『Tiara』を結成する。
3期生俳優コースの磯辺莉英は、『ベイキャニオンズ』とグラビアアイドルグループに参加後、『THE夜もヒッパレ』のバックダンサーである『Hipp’s』のメンバーとなる。
6期生の菊地奏衣、乙女塾3期生の『渡辺幸恵』らと期間限定アイドルグループ『Fairy Tale』を結成した後、『渡辺幸恵』と2人で『Tiara』を結成する。
8期生の谷口史恵は、『東京パフォーマンスドール』の研修生となった後に、元乙女塾で結成された『Sha-bon』メンバーとして地下アイドル活動を行う。
8期生の中村友美は、『東京パフォーマンスドール』の研修生となった後に、元乙女塾で結成された『Sha-bon』メンバーになるもすぐに脱退。
奮闘レベル3
上記したメンバーもなかなかの迷走ぶりですが、それにも増して圧倒的に芸能界の荒波のなかで奮闘しきったメンバーがいます。
それが、8期生の久保田恵美です。
彼女は乙女塾を卒業してしばらくグラビア活動などを行った後、『早瀬真奈美』と改名して上記したメンバーらと『Sha-bon』を結成します。
その後、名前を『久保田えみ』にした上で“年齢を若返らせ”、大阪のラジオ番組で結成されたアイドルグループ『茶屋町学園おちゃめ組』という3期生オーディションのジュニア部門グランプリを獲得しグループ入り(ラジオ出演)。
更にその後、名前を『佳田玲奈』に改名しドラマや映画などにちょい役で出演したり、『めざましテレビ』の『めざまし調査隊員』や『はなまるマーケット』のCMナビゲーターなどにも出演し、お茶の間にも多少顔が知られるようになります。
音楽活動としては、2005年に『永遠花』と名乗り、元『楽天使』(アイドルグループ)の『河田純子』(当時は『樹凛花』名義)と組んで『LENPHa』を結成、2006年には元『東京パフォーマンスドール』の『鈴木明日香』と組んで『i-ren』、2007年には『川田沙優』と組んで『Ciel』など、様々な音楽ユニットにも参加します。
しかし、いずれの歌手活動も成功は果たせず短期間で活動は終了となり、結局『吉田玲奈』に改名しフリーアナウンサーとして活動し現在に至ります。
※本人は、こういった経緯をあまり隠すことなくブログ等にも記載しているのですが、所属事務所がアナウンサー系ということもあり、あまり声を大にして公にすることもないようです。
なぜ乙女塾は失敗したのか
乙女塾がブレイクしなかった理由は、
『おニャン子クラブの二番煎じだった』
『1980年代に流行したアイドル文化に世間が飽きはじめた』
『バブル経済がはじけ景気の衰退期に入り日本全体が明るい雰囲気じゃなくなった』
など、様々な原因が考えられます。
おそらく乙女塾がうまくいかなかった理由は、このようなことが複雑に絡み合っており、ハッキリとした原因があるわけではないでしょう。
このことばっかりは『時代』としか説明のしようがないのかもしれません・・・
クイズ
只今制作中・・・少々お持ちください。m(_ _)m
アンケート
2023年4月、ブログのリニューアルに伴いアンケートを新しいものに差し替えました。投票数はリセットされているので、過去に投票した人も再びの参加をお待ちしております。
※60組以上から選択可能な本格的なアンケートは『こちらのページ』から!
選択肢が足りない(増やす)
完全版へGO!
※こちらのアンケートは簡略版です。以下で示す『完全版』が本番のアンケートになりますので、そちらでの投票もお願いします。
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※個人のSNS等は各メンバーの項目で記載済み(個別記事がある場合は、そちらに記載)
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2019年01月07日:記事作成
2019年09月19日:ブログの移転
2020年10月19日:紹介するメンバーを5人追加と『乙女塾メンバーの芸能界奮闘記』の項目を追記
2023年03月08日:メンバーのSNS情報拡充、動画の埋め込み
2024年01月04日:オススメ商品の削除、埋め込み動画の削除
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