中性的なイメージから一気に人気者へ『内田有紀』

内田有紀プロフィール

90年代アイドルの内田有紀

生年月日 1975年11月16日
芸能界入り スカウト
出世作 その時、ハートは盗まれた(1992年11月)
CDデビュー 1994年10月21日(TENCAを取ろう! -内田の野望-)
主要音楽祭受賞歴
(最優秀新人賞)
主要音楽祭受賞歴
(大賞)
ゴールデン・アロー賞
受賞歴
主要映画賞受賞歴
(主演賞、助演賞、新人賞)
ドラマアカデミー賞受賞歴
(主演賞、助演賞、新人賞)
紅白歌合戦出場回数
(2024年まで)
0回
代表曲
()内はオリコン最高順位
94年:TENCAを取ろう! -内田の野望-(1位)
95年:Only You(2位)
95年:BABY’S GROWING UP(5位)
96年:幸せになりたい(6位)
他多数

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目次

デビュー当時の内田有紀

内田有紀は、中学生時代からキッズモデルのような仕事をしていたらしいですが、世間に存在が知れ渡るのは、高校2年生のときに出演したドラマ『その時、ハートは盗まれた』(放送日:1992年11月19日~1992年12月17日)からです。
役どころは主演した一色紗英のレズビアンの相手役で、かなり衝撃的なデビューとなりました。
しかしこのドラマは20時台に放送されたドラマで、21時台や22時台に放送されるドラマに比べると扱いは低く、また5話完結という短いもので視聴率もそこまで高くはありませんでした。

内田有紀と当時のフジテレビビジュアルクィーン

その後、内田有紀は1993年に2代目のフジテレビビジュアルクィーン(女優部門)に選ばれます。
フジテレビビジュアルクィーンといえば数々のアイドルを輩出したことで有名なのですが、実際に有名になるのは受賞者がグラビアアイドルに特化していく1995年や1996年あたりからで、内田有紀が受賞した当時は、正直何なのかよく分からないようなものでした。

フジテレビビジュアルクィーンは、アイドルグループというわけでもなく、サンデーズのように同じテレビ番組へ定期的に出演するわけでもありません。
また、ホリプロスカウトキャラバンや、全日本国民的美少女コンテストような公開オーディションといったわけでもありません。
フジテレビビジュアルクィーンは選ばれた人が一方的かつ突然に発表されるだけで、一般人的からすると『何それ?』というのが当時における世間の反応だったのです。
内田有紀と同時にフジテレビビジュアルクィーンに選ばれた田中広子、遠藤美佐子、遠野舞子、青木美津子というメンバーを見ても分かる通り、どういった基準で選ばれたのかも定かではないような感じで、正直、当時のフジテレビビジュアルクィーンは大きな話題になるようなものではありませんでした。

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フジテレビのドラマに続々出演

世間的にはわけが分からないフジテレビビジュアルクィーンでしたが、内田有紀の芸能活動にとってはとても有意義なものとなります。
何が有意義かいうと、フジテレビのドラマに多数出演する機会を得たのです。

ひとつ屋根の下(放送日:1993年4月12日~1993年6月28日)
じゃじゃ馬ならし(放送日:1993年7月5日~1993年9月20日)

などといった、当時全盛を極めたフジテレビの『月9』ドラマに、フジテレビビジュアルクィーン獲得後の内田有紀はたて続けに出演します。
『ひとつ屋根の下』では、研修医役である福山雅治を困らす入院患者役(職業は女優)、『じゃじゃ馬ならし』では、主人公である観月ありさの友達役で、いずれも脇役としての出演でした。
連続ドラマで初めて主演を演じるのは『時をかける少女』(放送日:1994年2月19日~1994年3月19日)ですが、しかしこれはデビュー作と同じ20時台の5話完結ドラマで、1クール(3か月)放送のドラマではありません。

この時期までの内田有紀に対する自分の認識は、ドラマの脇役でちょくちょく見る人といった程度で、後に大人気のアイドルになるとは思っていもいませんでした。

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キーポイントとなるドラマ『17才-at seventeen-』

その後、内田有紀は『17才-at seventeen-』(放送日:1994年4月28日~1994年9月1日)というドラマに主役として出演します。
このドラマも20時台のドラマでしたが、全14話で『その時、ハートは盗まれた』や『時をかける少女』のような5話完結ドラマとは違います。
内容はタイトル通り17歳の少年少女を描いた物語で、視聴率以上に若者へ訴えるものがあり、放送中に内田有紀の人気が若者を中心にみるみる上がっていく様子が見てとれました。

そして注目すべきは、このドラマに準主役として一色紗英が出演している点です。
デビュー作の『その時、ハートは盗まれた』では、一色紗英が主役、内田有紀が準主役でしたが、このドラマでは立場が逆転しており、ここで私は内田有紀の異常な人気上昇を初めて感じるとることとなります。

デビュー曲でオリコン1位の衝撃

内田有紀は、『17才-at seventeen-』に続いて出演した『半熟卵』(放送日:1994年10月21日~1994年12月16日)の主題歌『TENCAを取ろう! -内田の野望-』で歌手デビューします。
タイトルを見ても分かる通り、かなりふざけた感のある楽曲で、おそらく制作者側もそこまでのヒットを考えていなかったと思われます。
しかし結果はオリコンチャートで初登場1位を獲得し、ソロの女性歌手としてデビューシングルでいきなり1位になったのは初の快挙でした。
楽曲制作者には悪いですが、これは完全に歌ではなく内田有紀の人気で勝ち取った1位と言えるでしょう。

上記した一色紗英と立場が逆転したドラマ『17才-at seventeen-』と併せ、ここで私は内田有紀の人気が急激かつ異常なほどに高まっていることを明確に把握します。
ついこないだまで脇役でドラマに出演している女優ぐらいにしか思っていなかった人が、わずかな時間で凄まじい人気を得ていることに驚き、ここから私は内田有紀を追いかけて見るようになるのでした。

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歌手・内田有紀

歌手としての内田有紀は、3rdシングル『Only You』で小室哲哉のプロデュースを受けます。
ダブルミリオンとなった“H Jungle With t”(ダウンタウンの浜田雅功)の『WOW WAR TONIGHT』の影響でオリコン最高順位は2位止まりでしたが、デビュー曲のようなのふざけた感じではなく本格的な楽曲となっていました。
その後もヒット曲に恵まれ、小室哲哉プロデュースを離れた後も5thシングル『幸せになりたい』などをヒットさせます。

女優・内田有紀

1990年代中盤以降に圧倒的な人気を得た内田有紀は、フジテレビ以外のドラマにも出演し、その多くで主演やヒロインを務めます。
更に2000年には『つかこうへい劇団』に入団し、演技を一から学び直しました。

一方、歌手活動のほうは次第に縮小していき、1999年でシングルCDの発売は終了します。

結婚・引退、そして離婚・復帰

21世紀に入ってからの内田有紀は、長期に渡って高い人気を得たドラマ『北の国から』の最終作品にヒロイン役として出演します。
そしてその『北の国から』で共演したと吉岡秀隆と結婚し、このドラマを最後に芸能界から一旦引退することになりました。

しかし結婚生活は3年で終了し芸能界に復帰、再び女優として活躍しはじめます。

私と内田有紀

私は1990年代のアイドルで内田有紀がかなり好きだったのですが、ファンになったのは早くありません。
デビュー当初は、ドラマ『その時、ハートは盗まれた』で演じたレズビアンという役柄から中性的なイメージが強く、全くファンではありませんでした。
中性的な女性と言えば、宝塚歌劇団やかつての女子プロレスラーなどが代表的ですが、いずれも女性人気が高いもので男の自分の範疇ではないと思っていたのです。
そのためドラマ『17才-at seventeen-』放送中に、内田有紀が女性アイドルとしての人気が見る見るうちに上昇していったときには驚きを隠しえませんでした。
自分は最初についてしまった内田有紀への中性的なイメージから、内田有紀の人気上昇に対して反応が鈍く、ファンになったのは1995年辺りからと記憶しています。

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現在の内田有紀

芸能人の中には若い頃と容姿があまり変わらない人が多々いますが、内田有紀ものその1人で、同世代の芸能人の中でもっとも若々しいと言っても過言ではありません。
このことは、自分も含めファンの方々も喜んでいるものと思われます。

私が好きな内田有紀楽曲

私が1番好きな内田有紀の曲は、

Only You

です。
ラップ部分は不要だった気もしますが、この曲は当時全盛を極めた小室サウンドがよく表現された1曲だと思います。

次いで好きなのは、同じ小室哲哉プロデュースの

BABY’S GROWING UP

です。
当時は小室哲哉プロデュース作品から数々のミリオンセールスソングを生まれていましたが、自分はそれらの楽曲よりも内田有紀に提供された小室哲哉楽曲のほうが好きだったりします。(;^_^A

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