おニャン子初の派生ユニット『うしろゆびさされ組』

うしろゆびさされ組プロフィール

80年代アイドルのうしろゆびさされ組

メンバー生年月日 高井麻巳子:1966年12月28日
岩井由紀子:1968年5月26日
結成日 1985年9月30日
キャッチフレーズ
レコードデビュー 1985年10月5日(うしろゆびさされ組)
主要音楽祭受賞歴
(最優秀新人賞)
主要音楽祭受賞歴
(大賞)
ゴールデン・アロー賞
受賞歴
主要映画賞受賞歴
(主演賞、助演賞、新人賞)
ドラマアカデミー賞受賞歴
(主演賞、助演賞、新人賞)
紅白歌合戦出場回数
((2023年まで)年まで)
0回
代表曲
()内はオリコン最高順位
85年:うしろゆびさされ組(5位)
85年:女学生の決意(B面曲)
86年:バナナの涙(1位)
86年:象さんのすきゃんてぃ(1位)
86年:渚の『・・・・・』(1位)
86年:技ありっ!(1位)
87年:かしこ(1位)
他多数

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目次

うしろゆびさされ組とは?

うしろゆびさされ組は会員番号16番の高井麻巳子と19番の岩井由紀子という『おニャン子クラブ』の活動初期に途中加入した2人で結成されたグループです。
この2人はおニャン子クラブ途中加入組としては河合その子と並ぶ人気メンバーで、おニャン子クラブ内のレコードデビュー順は

1985年7月5日、『おニャン子クラブ』(セーラー服を脱がさないで)
1985年9月1日、『河合その子』(涙の茉莉花LOVE)
1985年10月5日、『うしろゆびさされ組』(うしろゆびさされ組)
1985年11月1日、『吉沢秋絵』(なぜ?の嵐)
1986年1月1日、『新田恵利』(冬のオペラグラス)
1986年2月1日、『国生さゆり』(バレンタイン・キッス』
以下、続々とソロデビュー

となり、うしろゆびさされ組が期待のかなり高いユニットであったことが窺えます。

史上最強の素人集団『おニャン子クラブ』
おニャン子クラブプロフィール メンバー生年月日 下記参照 結成日 1985年4月1日 キャッチフレーズ - レコードデビュー 1985年7月5日(セーラー服を脱がさないで) 主要音楽祭受賞歴(最優秀新人賞)...

高井麻巳子と岩井由紀子の仲について

高井麻巳子と岩井由紀子は、活動当時から仲が悪いと噂になっていました。
実際に元々仲が良い2人でグループを結成したということではなく、傍から見ても、とても大人しい性格をしている高井麻巳子と底抜けに明るい岩井由紀子では気が合わない感じがします。
おニャン子クラブ内の仲良しグループ(派閥)も別だったようで、おそらくは仲が悪いと言うよりは普段一緒にいるグループが別で仲が良い悪い以前の関係だったものと思われます。

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うしろゆびさされ組が斬新だった部分①

うしろゆびさされ組は、(レコードデビューした中では)おニャン子クラブ初の派生ユニットです。
この派生ユニットという概念は当時なかなか馴染みがなく、多少の違和感を感じた覚えがあります。
1970年代前半に活動した『ヤング101』や、男性アイドルの『ジャニーズJr.』、あるいは『スクールメイツ』や『ザ・バース』のようなタレントの卵を集めたようなグループなどには派生ユニット的な存在はあったかもしれませんが、既に人気を得ている『おニャン子クラブ』から派生ユニットを作り、その派生ユニット(うしろゆびさされ組)もまたヒットするような例は前例がなかったかと思います。
これは、おニャン子クラブの雛形となった『オールナイターズ』でも行われた手法ですが、オールナイターズから生まれた派生ユニットは大きな話題にはなりませんでした。
オールナイターズ(オールナイトフジ)とおニャン子クラブ(夕やけニャンニャン)はスタッフのかなりが共通しているので、オールナイターズで集めたノウハウを使いおニャン子クラブで成功したという事例が多々あったものと思われます。

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うしろゆびさされ組が斬新だった部分②

うしろゆびさされ組がグループ内の派生ユニットであるということ以上に斬新だったのは、『うしろゆびさされ組』というグループ名です。
『後ろ指を指される』とは周囲の人から非難をされるという意味ですが、なんでそんな言葉がグループ名になるのか、正直今でも全く理解ができません。(;^_^A
命名者はおニャン子クラブ関連楽曲の多くで作詞を務め夕やけニャンニャンでは構成作家を担当した秋元康と、夕やけニャンニャンの現場責任者(ディレクター)であった笠井一二とされており、他には『キウイ組』などの名前も最終候補に挙がっていたそうです。
こういった名前の付け方も当時のオールナイターズやおニャン子クラブ周辺によくあるノリで、後に秋元康がプロデュースするAKB48などにも引き継がれています。

うしろゆびさされ組が斬新だった部分③

うしろゆびさされ組でもう1つ斬新だったのが、デビュー曲がグループ名と同じということです。
ただでさえ斬新すぎるグループ名なのに、そのグループ名がデビュー曲ということはとてもインパクトがあり、宣伝効果は抜群だったかと思います。
おそらく1曲で解散してもいい(1曲限定のユニット)という考えもあったのでしょうが、いずれにせよグループ内の派生ユニットという目新しさも併せ、当時のおじさん・おばさん世代は、うしろゆびさされ組が何なのか全く理解ができなかったのではないかと今更になって心配になります。(;^_^A

うしろゆびさされ組とアニメ『ハイスクール!奇面組』

うしろゆびさされ組は、解散するまでアニメ『ハイスクール!奇面組』の第5期エンディングテーマを除く全てのオープニングテーマとエンディングテーマを担当しました。
採用された楽曲は、

【オープニングテーマ】
第1期:うしろゆびさされ組
第2期:象さんのすきゃんてぃ
第3期:渚の『・・・・・』
第4期:技ありっ!
第5期:かしこ

【エンディングテーマ】
第1期:女学生の決意
第2期:バナナの涙
第3期:猫舌ごころも恋のうち
第4期:のっとおんりぃ★ばっとおるそう
第6期:ピタゴラスをぶっとばせ

と10曲にも上ります。
第3期オープニングテーマの渚の『・・・・・』には、歌詞に可愛いを表す『かわゆい』と言う単語が出てきますが、これは『ハイスクール!奇面組』のヒロインである『河川唯(かわゆい)』を意識したものです。
更に第63話には作中にアニメ化されたうしろゆびさされ組が登場し、高井麻巳子と岩井由紀子は声優も務めた他、楽曲も披露し現実と同じくアニメ内でも解散コンサートを行う形となりました。(解散に伴い65話でオープニングテーマとエンディングテーマから卒業)

以上のように、『うしろゆびさされ組』と『ハイスクール!奇面組』は切っても切れない縁となっています。

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うしろゆびさされ組の解散

うしろゆびさされ組は高井麻巳子がおニャン子クラブから卒業した1987年4月5日で自動的に解散となり、高井麻巳子はソロ活動に専念し、岩井由紀子は解散までおニャン子クラブのメンバーを続けました。
おニャン子クラブの卒業生も集まったファイナルコンサートでは1日限り復活を果たしていますが、これが人前で2人が並んだ最後の姿となっています。
その後の2人については個別の記事を書くので、詳しくはそちらの記事をご覧ください。

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私の好きなうしろゆびさされ組楽曲

私が1番好きなうしろゆびさされ組の楽曲は、なんと

全部

です!!
うしろゆびさされ組は『おニャン子クラブ』の中でも特に好きで、メンバーも変わった歌詞の楽曲もみんなお気に入りでした。
強いて言うなら『渚の『・・・・・』』が1番好きです。(^o^)

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アンケート

2023年4月、ブログのリニューアルに伴いアンケートを新しいものに差し替えました。
投票数はリセットされているので、過去に投票した人も再びの参加をお待ちしております。
※おニャン子クラブ全メンバーが対象の本格的なアンケートは『こちらのページ』から!
あなたの好きな『おニャン子クラブ』メンバーは?(簡略版)

選択肢が足りない(増やす)
完全版へGO!
※こちらのアンケートは簡略版です。以下で示す『完全版』が本番のアンケートになりますので、そちらでの投票もお願いします。

※その他のアンケート・人気投票は『アンケート記事の一覧』から!

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2024年01月19日:オススメ商品の削除
1985年デビュー
プロフィール
究極DD(管理人)
【自己紹介】
名前:究極DD
年齢:思ったより若い
所在地:関東平野(情報が関東に偏る)
性格:生まれ持ってのデータ厨
好きなもの:女性アイドル
好きな番組:ザ・ベストテン
好きなドラマ:大映ドラマ
嫌いなもの:男性アイドル
専門分野:90年代の女性アイドルグループ
Twitter:https://twitter.com/idol20th
【サイト説明】
近年、You Tubeなどの動画サイトの影響か、中高生などの若い世代に70年代アイドル・80年代アイドル・90年代アイドルなどのファンが増えているそうです。
その一方で、インターネット環境の変化からサイトの閉鎖が相次ぎ、かつてネット上で書かれていたアイドルの情報が損失していっています。
自分はアイドルオタクというほどアイドルにハマっていたわけではありませんが、若い世代に20世紀に活躍したアイドルたちのことを語り継いでほしいので、自分の知り得るアイドルの情報を今のうちに書き残していきたいと思います。
アイドルブームの時代を生きた一般人目線のアイドル論を是非ご覧ください!
※執筆依頼は、『執筆依頼について』を参照してください。
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