2019年12月一覧

分散化する90年代アイドル①『CMガール』

1980年代終盤以降、理由は分かりませんがCM出演から一躍スターダムに駆け上がる女性芸能人が増え始めます。
本来、CMとしての宣伝効果を狙うなら新人芸能人より既に著名な芸能人を使ったほうが効果的なはずですが、CMの構成などによっては新人芸能人を使ったほうが上手くハマるケースもあるようです。
こういった手法は以前からあったでしょうか、1980年代終盤以降から明らかに増えていきます。
例えば、

宮沢りえが出演した『三井のリハウス』(1987年)
深津絵里が出演したJR東海の『クリスマス・エキスプレス』(1988年)※
※正確には『ホーム・エクスプレス』のクリスマスバージョンで、後に『クリスマス・エキスプレス』と名を変え継続された。

などがその代表例です。

ということで、1990年代(1980年代終盤や2000年代初頭の90年代アイドルが出演したCMを含む)にCMで注目されて一気にメジャーとなった女性芸能人(アイドル)たちを、ここで一気に紹介します。

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アイドルの定義が崩壊した1990年代・・・アイドルに入れるかどうか悩んだ人たち

以前、アイドルと女優や歌手との境目について記事を書きましたが、1990年代中盤になると『アイドル=アイドル歌手』という定義が崩れ去り、アイドルの定義は複雑化していきます。
歌手デビューしていない人もアイドルの可能性があるとすると、若手女優などが全てアイドルであるかどうかの審査対象となっていまうのです。
例えば、松たか子は女優が本業ですが、歌手デビューもしていてNHK紅白歌合戦にも出演しています。
しかし、歌がアイドルっぽくないからか家柄なのかよくは分かりませんが、彼女がアイドルとして扱われることは基本的にありません。
一方、広末涼子や深田恭子は女優業が本業でもアイドルとして扱われることが多くなっています。
こういったアイドルとして扱われる女優と扱われない女優の線引きは難しいですが、アイドルと見なす基準としては歌手活動以外にも、

写真集や雑誌(男性向け雑誌)などでのグラビア活動の多さ
バラエティ番組などへの出演の多さ

というものが判断材料になります。

通常の女優は男性向け雑誌でのグラビア活動をほとんど行わず、ましてや水着になることなどまずありませんし、写真集を出したとしてもアイドル写真集とは明らかに趣向が違うものになります。
バラエティ番組などへの出演も番宣がてらのゲスト出演程度です。
この判断基準でアイドル女優と通常の女優は大まかに分類できますが、境い目を具体的に説明することは不可能で、その基準は人それぞれの感性で決めるしかありません。
特に1990年代は、グラビアアイドルも誕生してアイドルの定義がより複雑化しているので、その判断は困難を極めます。

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